AIによる議事録づくりは、二つの段階で進みます。まず音声認識が録音を文字起こしし、次に言語モデルがその文字起こしを、要約、決定事項、アクションアイテム、未決事項に整理します。やることは三つです。全員の了承を得て会議を録音する(または会議の後に自分で要点を話す)、アプリで議事録の目的を選ぶ、送る前に下書きを確認する。確認は省けません。AIは整理が速く得意ですが、名前を誤変換したり、作業を別の人に割り当てたり、「検討する」を「決定」にしてしまったりすることがあります。
議事録に何を書くべきか、どんな形式にするかは議事録の書き方にまとめています。このページでは、AIに下書きを任せる方法を扱います。
議事録AIに渡す、三つの入力
| 入力 | 向いている場面 | 注意点 |
|---|---|---|
| 会議全体を録音する | 全員が録音に同意した対面の会議 | 同意、発言の重なり、スマホから遠い人の声 |
| 録音ファイルを取り込む | 別のアプリや会議ツールですでに録音してある | スマホから開ける音声ファイルであること(動画は不可) |
| 会議の後に自分で要点を話す | 録音したくない人がいる、会議が長かった | 担当者と期限を自分で覚えておく必要がある |
三つ目の方法が、いちばん使いやすいことも少なくありません。会議の直後に2分ほど要点を話せば、大事なことだけが残り、ほかの人の声を録音せずに済みます。
Retexta で議事録を作る手順
Retexta は、話した内容をクラウドで文字起こしし、AI が文章に仕上げる Android アプリです。アプリのメニューは英語なので、ボタン名は英語のまま書いています。
- Retexta を開き、New task をタップします。
- What do you want to do? の下で Summarize a meeting をタップします。
- 入力方法を選びます。
- Record audio:会議、または会議後に話す要点を録音します。
- Import audio:Android のファイル選択画面で録音ファイルを選びます。オンライン会議の録画は、音声ファイルにしてから取り込みます。Zoom の場合はZoomの録画を文字起こしして議事録にする方法をご覧ください。
- Paste text:手元の文字起こしやメモを貼り付けます。
- Retexta がサーバーで音声を文字起こしします。話す言語を先に選ぶ必要はなく、自動で判別されます。
- Retexta が議事録を書きます。見出しを含め、会議で話された言語のまま書くので、日本語の会議なら日本語の議事録になります。別の言語を選ぶこともできます。
- 必要なら、結果から絞り込んだ出力を作ります。Generate action items、Generate decisions、Generate open questions、Generate next steps、Follow-up email です。Share summary、Share action items、Share everything で必要な部分だけを送れ、Export PDF でファイルに保存できます。
- 下の確認リストで下書きを確認します。結果にはすべて「AI-generated. Check important details.」と表示されます。
Summarize a meeting、会議の出力、Import audio は Retexta Pro の機能です。Retexta は無料で試せます。新規ユーザーは、Pro の結果をいくつか無料でアプリ内に表示できます。コピー、共有、エクスポート、スクリーンショットと、無料の結果を使い切った後のご利用には、Retexta Pro またはクレジットが必要です。
AIの下書きに入る項目
Retexta の議事録は、次の項目で構成されます。
| 項目 | いつも入る? |
|---|---|
| 要約 | はい |
| 要点 | はい |
| 決定事項 | はい |
| アクションアイテム | はい。担当者と期限は、話されていれば残ります |
| 未決事項 | はい |
| 参加者、役割、記録者、次回の日程 | 録音の中ではっきり話された場合のみ。アプリは作り出さないよう指示されています |
会議の途中で前の議題に話が戻った場合、アプリは後の発言を前の議題にまとめるよう指示されています。そのため下書きは、誰がいつ何を言ったかの時系列ではなく、議事録らしい形になります。
議事録アプリの選び方
「議事録 アプリ おすすめ」で探すと、多くのツールが見つかります。比べるときは、次の点を確認すると選びやすくなります。
- 入力の方法: 会議に参加して自動で録音するタイプか、スマホで録音するタイプか、ファイルを取り込めるか。
- 処理する場所: 音声がクラウドに送られるか。社外秘の会議なら、会社の規程で使ってよいツールかを先に確認します。
- 出力の形: 文字起こしだけか、要約、決定事項、アクションアイテムまで整理するか。
- 料金: 無料で使える範囲と、有料になる範囲。
- 言語: 日本語の認識と、日本語での要約に対応しているか。
Retexta は、スマホで話すか録音を取り込み、整理された議事録と、フォローアップのメールまで書くタイプです。オンライン会議に参加して自動で録音するボットの機能はありません。
AIの議事録を送る前の確認リスト
- 名前。 名前の漢字は正しいか。珍しい名前は音声認識が推測で変換しがちです。
- 担当者。 各アクションアイテムは正しい人に割り当てられているか。本当に割り当てられたのか、話題に出ただけか。
- 日付。「来週の金曜」「月末」を実際の日付に置き換えます。
- 決定事項。 本当に決まったのか、議論しただけか。AIは「こうしてもいいかも」という発言を、確定事項のように書きがちです。
- 数字。 金額、予算、件数をメモと照らし合わせます。
- 抜けている項目。 参加者や次回の日程は、話されたときだけ入ります。書き足してください。
- 表現。 議事録は中立に。特定の人への評価に聞こえる表現は削ります。
同意とプライバシー
ほかの人の声は、了承を得てから録音してください。録音についての決まりは国や組織によって異なり、社内規程で定められていることもあります。Retexta を含むクラウドのAIアプリは、処理のために音声をサーバーに送ります。そのことも参加者に伝え、所属する組織のルールに従ってください。この内容は一般的な情報であり、法的な助言ではありません。
例:話した要点と、その結果
次の例は私たちが作成したもので、何を話せば、どんな結果がおおよそ返ってくるかを示しています。アプリの実際の出力ではなく、結果は毎回異なります。
チームの会議の直後に話した内容:
プロダクトチームの議事録、9月24日木曜。出席は佐藤さん、田中さん、李さんと私。
ベータ版の開始は10月5日じゃなくて10月12日に決定。決済のテストが終わってないから。
田中さんが10月7日までに決済テストを終える。
李さんがベータ版の招待メールを書く、下書きは10月2日まで。
まだ決まってないのは、待機リストの人も招待するか、既存のお客さんだけにするか。月曜までに佐藤さんが決める。
議事録の形にしたもの:
要約
・決済テストが終わっていないため、ベータ版の開始を10月5日から10月12日に変更する。
決定事項
・ベータ版は10月12日に開始する。
アクションアイテム
□ 田中:10月7日までに決済テストを終える
□ 李:10月2日までにベータ版の招待メールの下書きを作る
未決事項
・待機リストの人も招待するか、既存のお客様のみか。佐藤さんが月曜までに決める。
出席者
・佐藤、田中、李、[記録者]
「月曜まで」はまだ実際の日付にする必要があり、記録者の名前は話されていないので空欄のままです。確認リストは、まさにこういう点のためにあります。
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結果を貼り付ける書式は議事録テンプレート、作業の一覧はアクションアイテムの書き方、会議の準備は会議のアジェンダの作り方をどうぞ。商談の記録には営業のためのAI活用、講義の録音には大学の講義ノートの取り方が参考になります。アプリについて詳しくはRetexta、Android 向けの AI 文字起こしアプリをご覧ください。
出典
FLAME Apps が2026年9月26日に確認しました。
- Retexta:目標の名称、入力方法、会議の出力、共有とエクスポートの操作、プランの名称は、アプリ(リリース 2026.1.23、英語メニュー)と Google Play の掲載情報の表示どおり。議事録の項目、参加者と次回日程を作り出さないという指示、議題のまとめ方、出力言語の扱いはアプリの議事録生成の指示で、録音の言語の自動判別と音声ファイルのみの取り込み(動画は不可)はアプリのコードで確認しました。
- 検索語:Google のサジェスト(ja-JP、2026年9月25日、サイト翻訳者が保存)で「議事録 アプリ」の候補に「ai」「文字起こし」「おすすめ」「無料 おすすめ」、Bing のサジェスト(ja-JP、2026年9月26日)で「議事録 ai」の候補に「無料」「自動作成 ボイスレコーダー」「おすすめ」「文字起こし」など。
- 例:FLAME Apps がこのページのために作成しました。
