WhatsApp の音声メッセージの文字起こしは、Android 版では日本語に対応していません。WhatsApp のヘルプページでは、Android で使える言語は英語、ポルトガル語、スペイン語、ロシア語の4つだけです(2026年9月25日確認)。日本語を追加する設定もありません。iPhone 版は iOS 16 以降で日本語に対応しています。Android で日本語の音声メッセージを文字にしたいときは、音声をファイルとして保存し、文字起こしアプリに取り込みます。
対応言語の早見表
WhatsApp の Android 版と iPhone 版のヘルプページにある言語一覧をまとめました(2026年9月25日時点)。「なし」は、そのページに載っていないという意味です。
| 言語 | Android | iPhone(iOS 16 以降) | iPhone(iOS 17 以降) |
|---|---|---|---|
| 英語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語 | あり | あり | あり |
| 日本語 | なし | あり | あり |
| 中国語、韓国語 | なし | あり | あり |
| ドイツ語、フランス語、イタリア語、アラビア語、トルコ語 | なし | あり | あり |
| タイ語、マレー語、ヘブライ語、オランダ語、北欧の言語 | なし | なし | あり |
| ベトナム語、インドネシア語、ヒンディー語など | なし | なし | なし |
WhatsApp は、文字起こしが不正確な場合があるとも書いています。2024年11月にこの機能を発表した際には、今後数か月で言語を増やす予定だと述べていましたが、言語ごとの時期は示していません。
日本の利用者に関係する場面
日本の家族や友人とのやりとりは LINE が中心という方が多いと思います。WhatsApp で音声メッセージが届くのは、海外の友人、留学先や海外赴任先の知り合い、海外の取引先などが相手のときでしょう。その場合、相手の言語によって次のように分かれます。
- 相手が英語やスペイン語で話している:Android でも内蔵の文字起こしが使えます。
- 相手が日本語で話している(Android):内蔵の文字起こしは使えません。音声ファイルを取り込む方法に進みます。
- 相手の言語がわからない、訳してほしい:内蔵の文字起こしでは翻訳はされません。翻訳もできる文字起こしアプリを使います。
LINE のボイスメッセージについては、LINE の音声メッセージを文字起こしする方法で扱っています。
文字起こしの言語を変える方法
WhatsApp が聞くのは、「よく届く音声メッセージの言語」ひとつです。以下の手順は WhatsApp の英語版ヘルプに沿って書いています(日本語版のヘルプページは HTTP 400 で読めませんでした)。日本語表示のスマートフォンでは、メニュー名も日本語で表示されます。
Android
- その他のオプション(縦に三つの点)から Settings、Chats の順にタップします。
- Transcript language をタップします。
- 表示された言語から選びます。日本語はこの一覧にありません。
iPhone
- WhatsApp の Settings から Chats を開きます。
- Transcript language で言語を選びます。
まだ設定していない場合は、先に Settings の Chats で Voice Message Transcripts をオンにし、Choose language で言語を選んでから、Set up now か Wait for Wi-Fi(Android)、または Change to と言語名のボタン(iPhone)をタップします。文字起こしをオフにすると、言語の設定はリセットされます。
文字起こしが表示されないときの確認点
- 機能がオフになっている。 初期設定ではオフです。Settings の Chats で Voice Message Transcripts をオンにします。
- Wi-Fi 待ちになっている。 Android の設定で Wait for Wi-Fi を選んだ場合は、Wi-Fi につなぐと準備が終わります。
- 操作の場所が違う。 Android では音声メッセージを長押しし、その他のオプション(縦に三つの点)から Transcribe をタップします。iPhone では長押ししてから Transcribe です。
- 少し待つ必要がある。 WhatsApp は、文字起こしが表示されるまでに少し時間がかかる場合があると書いています。
- iPhone の条件を満たしていない。 iOS 16 以降で、Siri が有効になっている必要があります。
- 自分が送ったメッセージである。 文字起こしは受け取った人のためのもので、送り主には見えません。
- 設定と違う言語で話されている。 WhatsApp は選んだひとつの言語で文字にします。日本語の音声は、Android ではどの設定でも文字になりません。
Galaxy、Xperia、AQUOS でも同じ
Galaxy、Xperia、AQUOS、Pixel などの Android スマートフォンは、どれも Android 版の WhatsApp を使います。対応言語は上の表の Android の列のとおりで、機種による違いはありません。スマートフォンに入っている録音アプリの文字起こし機能は、そのアプリで録音した音声が対象で、WhatsApp の音声メッセージには使えません。録音アプリについては Android でボイスメモを文字起こしする方法をご覧ください。
日本語の音声メッセージは、音声ファイルから文字にする
文字起こしアプリは音声ファイルそのものを扱うので、WhatsApp の言語一覧に左右されません。Retexta は、クラウドで処理する Android 向けの音声文字起こし・AI ライティングアプリです。話されている言語を自動で判別し(言語を選ぶ操作はありません)、日本語をはじめ50以上の言語で結果を書けます。アプリのメニューは英語です。
- WhatsApp で音声メッセージを長押しし、Share から、Google ドライブやファイル管理アプリなど、ファイルを残せる場所に送ります。Retexta は WhatsApp の共有メニューに表示されないので、先に保存します。
- Retexta で New task をタップし、目的を選びます。文字だけなら More templates の Transcript only、日本語に訳すなら More templates の Translate、返信文が欲しいなら最初の画面の Reply to a message です。
- Import audio をタップし、保存した音声メッセージを選びます。
例つきの詳しい手順は、LINE の音声メッセージを文字起こしする方法にあります。長いメッセージの要点だけ知りたいときは、ボイスメモや長い音声メッセージを要約する方法をご覧ください。
Import audio と、Transcript only 以外のすべての目的は Retexta Pro の機能です。Retexta は無料で試せます。新規ユーザーは Pro の結果をいくつか無料でアプリ内に表示できます。コピー、共有、エクスポート、そして無料の結果を使い切った後のご利用には、Retexta Pro またはクレジットが必要です。
送り主の声がサーバーに送られます
WhatsApp の文字起こしは端末上で作られます。Retexta は音声をサーバーで処理します。音声メッセージは相手が録音したものなので、アップロードする前に、相手が気にしないかを考えてください。
出典
FLAME Apps が 2026年9月25日に確認しました(日本語版ヘルプの取得は 2026年9月26日に試行)。ヘルプページの抜粋は調査フォルダに保存しています。
- WhatsApp ヘルプセンター「How to turn voice message transcripts on or off」(Android 版と iPhone 版、英語。日本語版は HTTP 400 で取得できず):プラットフォームごとの対応言語、設定手順、言語の変更、オフにしたときのリセット、iOS と Siri の条件、表示まで時間がかかること、正確性の注意、送り主には見えないこと、端末上での処理。
- WhatsApp Blog「Introducing Voice Message Transcripts」2024年11月21日(英語):言語を増やす予定。
- Retexta のアプリコード(Android、バージョン 2026.1.23):共有メニューに表示されないこと(
AndroidManifest.xml)、言語の自動判別と言語一覧(RecordScreen.kt、TranscriptionLanguageCatalog.kt、RewriteLanguageCatalog.kt)、Retexta Pro の範囲(GoalFirstTaskHub.kt、SessionDetailScreen.kt)。
