501は、各プレイヤーが持ち点501から始め、1ラウンド最大3本で取った点数を引いていくゲームです。最後の1本をダブルかブルに入れて、ちょうど0にした人がそのレグを取ります。残り点数より多く取る、1を残す、ダブル以外で0にする、のどれかにあたるとバーストで、そのラウンドは無効になり、点数はラウンド前に戻ります。
これは日本の WDF 加盟団体である一般社団法人 JSFD(Japan Sports Federation of Darts)の競技規則と、世界団体 WDF の規則に共通する、ハードダーツ(スティールダーツ)の501です。ソフトダーツのマシンで遊ぶ501は上がり方やブルの点数が違うことがあるので、後半で分けて説明します。
| ルール | 501(JSFD・WDF) | 出典 |
|---|---|---|
| 持ち点 | 501 | JSFD 1-6、2-7 |
| スタート | ストレートスタート:最初の1本から得点になる | JSFD 2-7、WDF 2.01 |
| 1ラウンドの本数 | 最大3本 | JSFD 2-4、WDF 1.03 |
| 上がり | ダブルリングかダブルブルでちょうど0にする | JSFD 2-7、WDF 2.02 |
| ブル | ダブルブル50点はダブル扱い、シングルブルは25点 | JSFD 2-2、2-7 |
| バースト | 残り点数より多い、1が残る、ダブル以外で0 | JSFD 2-7、WDF 2.05 |
| 試合 | 奇数のレグ数(ベストオブ)で行う | JSFD 4-5、WDF 2.10 |
501の流れ:1レグを順番に
- 先攻を決めます。 JSFD の競技規則では「スローフォーザブル(ミドル)」で決め、ブルに近かった人が最初のレグと、以後すべての奇数レグで先に投げます(JSFD 2-5)。日本では「コーク」とも呼ばれます。家で遊ぶなら、公平な方法なら何でもかまいません。
- 3本投げて合計します。 シングルは数字どおり、外側の細いダブルリングは2倍、内側の細いトリプルリングは3倍、シングルブル25点、ダブルブル50点です(JSFD 2-7)。
- 合計を持ち点から引きます。 ボードに刺さらずに落ちたダーツは得点にならず、投げ直しもできません(JSFD 2-4)。
- 交互に投げます。 上がれる点数が残るまで繰り返します。
- ダブルで上がります。 残り32ならダブル16、残り40ならダブル20、残り50ならブルです。
- 上がった時点でレグ終了です。 一方がダブルフィニッシュした時点でそのレグは終わります(JSFD 2-7)。
バーストの例
JSFD の競技規則は「残り点より多く得点をとった時、1点が残った時、ダブルフィニッシュ以外で残り点が0点になった時」をバーストとし、残り点は前の回に戻ります(JSFD 2-7)。WDF 2.05 も同じ3つです。
| 残り | 投げた結果 | 判定 |
|---|---|---|
| 32 | T20 | バースト:60は32より多い。32に戻る |
| 32 | 20、12 | バースト:0になったがシングル。32に戻る |
| 32 | 20、11 | バースト:1が残る。32に戻る |
| 32 | 16、D8 | 上がり:16+16=32、ダブルで0 |
| 40 | 20、D10 | 上がり |
バーストしたらその時点でラウンドは終わり、残りのダーツは投げません。細かいケースはダーツのバーストとはにまとめています。
ブルの扱い
ダブルブル(インナーブル)は50点で、ダブルリングと同じくダブルフィニッシュのダブルとして使えます(JSFD 2-7)。シングルブル(アウターブル)は25点のシングルなので、上がりには使えません。ブルがダブルなので、501の最高の上がりは 170(T20、T20、ブル) です。170以下でも、169、168、166、165、163、162、159の7つは3本では上がれません。170から2までの上がり方はダーツ アレンジ表で確認できます。
ソフトダーツのマシンの501との違い
DARTSLIVE や PHOENIX などのソフトダーツのマシンで遊ぶ501は、上のルールと次の点が違うことがあります。
- 上がり方: DARTSLIVE の初心者向け解説では、01はどのエリアでもちょうど0にすれば上がりで、残り12点ならシングル12、ダブル6、トリプル4のどれでもかまいません。バーストは点数がマイナスになったときです。いわゆるシングル上がり(オープンアウト)です。
- 設定で変わる: マシンには「アウトオプション」などの設定があり(DARTSLIVE のレーティング解説に項目名が出てきます)、ダブルアウトで遊ぶこともできます。
- ブルの点数: ブル全体を50点とする方式(ファットブル)と、25点と50点に分ける方式(セパレートブル)があり、ゲームや設定によって違います。
- ラウンドの上限: 大会ではリミットを設けることがあり、JSFD の競技規則も決勝以外でのリミットを認めています(JSFD 2-7)。マシンでの上限ラウンド数は、このページでは確認できていません。
どちらのルールで遊ぶか、始める前に決めておきましょう。上がり方の違いはダブルアウト・マスターアウト・シングルアウトの違いで詳しく説明しています。
レグとセット
レグは501から0までの1ゲームです。試合は奇数のレグ数で行い、過半数を先に取った人が勝ち、残りのレグは投げません(WDF 2.10)。長い試合では、レグをまとめたセットで数えます(WDF 2.11)。JSFD の競技規則は、ベストオブ3レッグ以上、ベストオブ1セット以上の試合を組めるとしています(JSFD 4-5)。JSFD 認可トーナメントは、男子シングルス501と女子シングルス501をベストオブ3以上で行うことになっています(JSFD 1-6)。数え方はダーツのセットとレグへ。
9ダーツ(最短の上がり)
501は最短9本で上がれます。代表的なのは180、180のあとにT20、T19、D12で141を上がる形です。このときの3ダーツ平均は167で、勝ったレグで出せる最高の平均です(計算方法はダーツ スタッツの計算方法)。
Darts Counter で501を数える
Darts Counter のメニューは英語表示です。X01 の設定で Points: 501、Checkout Mode: Double Out、Starting Mode: Straight In を選ぶと、JSFD や WDF と同じ501になります。インストール直後の Checkout Mode は Straight Out(シングル上がり)なので、ダブルアウトで遊ぶなら一度だけ切り替えてください。アプリのコードで確認した動きは次のとおりです。
- Legs と Sets は「先に取る数」です。ベストオブ5レグなら Legs を3にします。Sets を0にするとレグだけの試合になります。
- 先攻はレグごとに交代します。
- バーストは自動で判定され、理由("Score exceeded"、"No finish possible anymore"、"Not finished with double field")が表示されます。
- 残り170以下では、1本ごとにアレンジを提案します。提案はどのモードでもダブルアウトの上がり方です。
- 持ち点は301から901まで、100点刻みで選べます。
- ブルは25と50を分けて入力します。ファットブルやラウンドの上限の設定はありません。
- ダーツマシンや電子ボードとは連動しません。1本ずつ手で入力します。
家のボードやハードダーツで、引き算とバーストの判定を任せたいときに便利です。全ゲームを無料でカウントできます。
出典
執筆:FLAME Apps(2015年から Darts Counter を開発)。2026年9月28日確認。
- 一般社団法人 JSFD 競技規則(2025年3月改訂)1-6、2-2、2-4、2-5、2-7、4-5
- WDF Playing and Tournament Rules(第20改訂版、英語)1.03、2.01、2.02、2.05、2.10、2.11
- WDF Members(日本の加盟団体 JSFD、英語)
- DARTSLIVE はじめてのダーツ:ゼロワンゲームのルール
- DARTSLIVE 実力が分かるレーティング(アウトオプション、ブルセパレート方式の記載)
- あわせて読みたい:ダーツの点数計算のやり方、ダーツのルール
