01のスタッツ(3ダーツ平均)は、取った点数の合計÷投げた本数×3で計算します。501を15本で上がったら 501÷15×3=100.2 です。バーストは0点の3本として数え、上がりのラウンドは実際に投げた本数だけを数えます。3を掛けずに1本あたりで出した値が PPD(Points Per Dart)、1ラウンドあたりの値が PPR(Points Per Round)で、PPR は3ダーツ平均と同じものです。
| 知りたいもの | 計算式 | 例(501を18本で上がり) |
|---|---|---|
| 3ダーツ平均(PPR、01のスタッツ) | 合計点÷本数×3 | 501÷18×3=83.5 |
| PPD(1本あたり) | 合計点÷本数 | 501÷18=27.83 |
| 平均から必要な本数 | 501×3÷平均 | 501×3÷83.5=18本 |
3ダーツ平均の式
1ラウンドは最大3本です。3ダーツ平均は「1ラウンドで何点取れるか」を表すので、1本あたりの点数に3を掛けます。英語版 Wikipedia の定義も「合計点を投げた本数で割り、3を掛ける」です。
数え方で結果が変わるポイントが2つあります。
- バーストは3本と数えます。 1本目や2本目でバーストしても、そのラウンドは3本投げたものとして数えます。PDC の大会で使われる DRA の規則も、3本未満でのバーストをラウンドの終わりとしています(DRA 6.2.6.3)。
- 上がりは投げた本数だけ。 1本目や2本目で上がったら、そのラウンドは投げた本数だけを数えます(DRA 6.2.6.2)。
計算例:501の1レグ
| ラウンド | 本数 | 点数 | 残り |
|---|---|---|---|
| 1 | 3 | 100 | 401 |
| 2 | 3 | 60 | 341 |
| 3 | 3 | 85 | 256 |
| 4 | 3 | 140 | 116 |
| 5 | 3 | 41 | 75 |
| 6 | 3 | 45 | 30 |
| 7 | 2(10、D10) | 30 | 0 |
| 合計 | 20 | 501 |
3ダーツ平均:501÷20×3=75.15
ラウンド数で割って 501÷7=71.57 とするのはよくある間違いです。2本で上がったラウンドを3本投げたことにしてしまうので、3ダーツ平均にはなりません。
同じレグでバーストした場合
残り30で、シングル20、シングル10と投げたとします。ダブル以外で0になったのでバーストで、残りは30に戻り、このラウンドは0点の3本です。次のラウンドの1本目で D15 に入れて上がりました。
- 本数:18(ラウンド1から6)+3(バースト)+1(D15)=22本
- 3ダーツ平均:501÷22×3=68.32
このレグでは、1回のバーストで平均が約7点下がりました。
501の本数と平均の早見表
501のレグを取ったとき、そのレグの平均は上がりまでの本数だけで決まります。上の式で計算した表です。
| 上がりまでの本数 | 3ダーツ平均(PPR) | PPD |
|---|---|---|
| 9(9ダーツ) | 167.00 | 55.67 |
| 12 | 125.25 | 41.75 |
| 15 | 100.20 | 33.40 |
| 18 | 83.50 | 27.83 |
| 21 | 71.57 | 23.86 |
| 24 | 62.63 | 20.88 |
| 27 | 55.67 | 18.56 |
| 30 | 50.10 | 16.70 |
| 36 | 41.75 | 13.92 |
| 45 | 33.40 | 11.13 |
| 60 | 25.05 | 8.35 |
負けたレグは501ではなく、実際に取った点数で計算します。24本で360点取ったところで相手が上がったなら 360÷24×3=45 です。
試合全体の平均
試合やその日全体の平均は、全部の点数と全部の本数を足してから同じ式で計算します。レグごとの平均を平均すると、短いレグと長いレグが同じ重さになるので、数字が変わります。
| 点数 | 本数 | レグの平均 | |
|---|---|---|---|
| レグ1(勝ち) | 501 | 18 | 83.50 |
| レグ2(負け) | 360 | 24 | 45.00 |
| 全部の本数で計算 | 861 | 42 | 861÷42×3=61.50 |
| レグの平均の平均 | (83.50+45.00)÷2=64.25 |
どちらも計算としては正しい数字ですが、測っているものが違います。公表されている平均と比べるときは、全部の本数で計算する方法を使いましょう。
マシンのスタッツ(80%スタッツ)との違い
ソフトダーツのマシンのスタッツは、同じ「1ラウンドあたりの平均」でも数え方が違います。DARTSLIVE の解説によると次のとおりです。
- 80%スタッツ: DARTSLIVE が採用し、レーティングもこれを元に計算します。01はゲームが80%進んだ時点で確定し、501なら残り100以下、301なら残り60以下になると、その後のバーストや低い点数は影響しません。上がりのデータは反映されません。
- 100%スタッツ: ゲーム終了時に確定します。DARTSLIVE ではプレミアム+プランの機能です。
- 反映されないプレイ: 一人でのプレイ、「ロボライバル」との対戦、インオプションやブルオプションを設定した01などはスタッツに反映されません。
つまりマシンのスタッツは、上がりに苦労したレグでも下がりにくいしくみです。このページの式で計算する平均(上がりのダーツもバーストも全部数える)とは、同じ腕前でも数字がずれます。また、ファットブルでブルが50点になるマシンと、ブルが25点と50点に分かれるハードダーツのボードでも、同じ投げ方で点数が変わります。比べるときは同じ条件の数字どうしにしましょう。
クリケットのスタッツは MPR(Marks Per Round、ラウンドあたりのマーク数)で、合計マーク数÷本数×3 です。PHOENIX の画面でも「01GAME PPD」「CRICKET MPR」と表示されています。
First 9(ファースト9)平均
各レグの最初の9本だけで出した平均です。上がりの前の点数の取り方がわかります。最初の9本で100、60、85なら、そのレグは 245÷9×3=81.67 です。
Darts Counter の平均の出し方
アプリのコードを読んで確認した内容です。Darts Counter のメニューは英語表示です。
- レグの途中では、各プレイヤーの横に、そのレグの点数÷本数×3 の平均が小数点以下2桁で表示されます。
- バーストは、どのダーツでバーストしても0点の3本として数えます。
- 上がりは投げた本数だけを数えます。
- Double In では、最初のダブルまでのダーツは点数になりませんが、本数には数えます。
- 試合のまとめと Statistics の画面は、レグの平均の平均(上の表の64.25の方式)です。全部の本数で計算したい場合は、まとめ画面の合計本数を使ってください。
- PPD や MPR の表示、80%スタッツ、First 9 平均はありません。レーティングもありません。
家のボードで投げるたびに引き算と平均の計算をしたくないときは、Darts Counter が1本ごとに3ダーツ平均を更新して、プレイヤーごとに保存します。全ゲームを無料でカウントできます。
どのくらいならうまいの?
平均の目安はダーツ スタッツの目安で扱っています。マシンのレーティング表は DARTSLIVE が公開していますが、上のとおり数え方が違うので、手計算の平均にそのまま当てはめることはできません。
出典
執筆:FLAME Apps(2015年から Darts Counter を開発)。2026年9月28日確認。
- DARTSLIVE 実力が分かるレーティング(スタッツの定義、80%スタッツと100%スタッツ、反映条件)
- PHOENIXDARTS 日本(01GAME PPD、CRICKET MPR の表示)
- Wikipedia(英語):Three-dart average(式、バーストと上がりの数え方)
- DRA Rules 2026(英語)6.2.6
- 早見表と計算例:このページの式による計算
- Darts Counter のアプリのコード(X01 の平均と統計)
