ソフトダーツのマシンは点数を自動で数えますが、ハードダーツのボードや家庭用のボードでは、誰かが点数を計算しなければなりません。01(501など)の点数計算は、持ち点を書き、3本投げるごとに取った点数を書いて引くだけです。引いた答えがその人の残りで、先にちょうど0にした人(ダブルアウトなら最後の1本がダブル)がレグを取ります。クリケットは引き算をせず、15から20とブルに入ったマークを書き、点数は別に書きます。
501の点数計算:手順
- 4列の表を作ります。 左から「A の点数」「A の残り」「B の残り」「B の点数」。取った点数を外側、残りを内側に書くと、両方の残りが見比べやすくなります。
- 両方の「残り」の一番上に 501 と書きます。
- ラウンドごとに、3本の合計を「点数」に、引いた答えを「残り」に書きます。
- 次の人が投げる前に引き算を確かめます。 JSFD の競技規則では、記録された得点の間違いは、その選手が次に投げる前に指摘して直すことになっています(JSFD 2-6)。
- バーストしたら、点数に0と書き、ラウンド前の残りをもう一度書きます。バーストは、残りより多く取る、1が残る、ダブル以外で0にする、のどれかです(JSFD 2-7)。
- 0になったらレグ終了です。 勝った人に印をつけ、次のレグを始めます。
スコアシートの例
501の1レグの例です。A が先攻で、引き算はすべて確かめています。
| A の点数 | A の残り | B の残り | B の点数 |
|---|---|---|---|
| 501 | 501 | ||
| 60 | 441 | 456 | 45 |
| 100 | 341 | 371 | 85 |
| 81 | 260 | 345 | 26 |
| 140 | 120 | 245 | 100 |
| 60 | 60 | 188 | 57 |
| 60(20、20、D10) | 0 |
A は18本で上がりました。3ダーツ平均は83.5です(計算方法はダーツ スタッツの計算方法)。
バーストの書き方
B の残りが32で、20、12と投げたとします。ダブル以外で0になったのでバーストです。
| B の残り | B の点数 |
|---|---|
| 32 | |
| 32 | 0(バースト) |
大会での審判とスコアラーの決まり
JSFD の競技規則には、点数をつける人の役割が書かれています。
- コーラーは得点をコールし、マーカーは得点を確認してタブレットに入力し、スコアラーは規定の用紙に記録して報告します(JSFD 3-2)。マーカーは選手が兼任できます(JSFD 2-6)。
- 選手は得点をコールした後にダーツを抜きます。抜いた後の異議は認められません(JSFD 2-6)。
- コーラー、マーカー、スコアラーは残り点を教えられますが、アレンジやフィニッシュのダブルを示すことはできません(JSFD 2-6)。「32」とは言えても「ダブル16」とは言えません。
- 得点の異議はダーツを抜く前に、残り点数の異議は次に投げる前に申し立てます(JSFD 4-9)。
JSFD の競技規則では、マーカーがタブレットに入力する形が前提になっています。どの機器やアプリを使うかは大会の主催者が決めることで、競技規則には電子スコアの画面の表示条件は見つかりませんでした。大会でスマホのアプリを使いたいときは、主催者に確認してください。
暗算のコツ
- 2回に分けて引く。 341-81 は、80を引いて261、さらに1を引いて260。
- 切りのいい数で引いて戻す。 245-57 は、60を引いて185、3を足して188。
- 20のまわりの合計を覚える。 ボードで20の両隣は5と1です。20をねらうと、26(20、5、1)、41(20、20、1)、45(20、20、5)、60が出やすい点数です。よく残る点数からこれらを引く練習をしておくと速くなります。
- 残りを声に出す。 ラウンドごとに残りを言えば、両方が聞いて間違いに気づけます。
301の点数計算
501と同じで、301から始めるだけです。ダブルインで遊ぶなら、ダブルに入るまで何も書きません。入ったダブルは点数になります。くわしくはダーツ 301のルールへ。
クリケットの点数の付け方
クリケットでは、20、19、18、17、16、15とブルにそれぞれ3マークずつ入れます。シングル1マーク、ダブル2マーク、トリプル3マークで、アウターブル1マーク、インナーブル2マークです。
| マーク | 書き方 |
|---|---|
| 1 | / |
| 2 | X |
| 3(オープン) | X を丸で囲む |
オープンしたナンバーに相手がまだ開けていないうちに入れると、点数になります。点数は各プレイヤーの下の欄に書きます。カットスロートでは点数が相手に入ります(カットスロート クリケット)。
2人用の空のクリケットの表:
| A | ナンバー | B |
|---|---|---|
| 20 | ||
| 19 | ||
| 18 | ||
| 17 | ||
| 16 | ||
| 15 | ||
| ブル | ||
| 点数: | 点数: |
ルールの全体はダーツ クリケットのルールにまとめています。
スマホで点数計算する
引き算よりも投げることに集中したいなら、Darts Counter が X01(301から901)とクリケット(カットスロートを含む)の点数を計算します。全ゲームを無料でカウントできます。メニューは英語表示で、日本語の画面はありません。X01 の画面の動きは、アプリのコードで確認しました。
- 1本ずつタップします。ダブルやトリプルなら先に Double か Triple、次に数字。25 はアウターブル、Double と 25 でインナーブル(50)です。外れたら Missed。
- 各プレイヤーの残り点数と3ダーツ平均、投げている人の本数とそのラウンドのダーツが表示され、残り170以下ではアレンジを提案します。
- バーストは自動で判定され、点数はラウンドの最初に戻ります。
- 間違えたら Undo で1つ戻せます。
カメラでの自動判定はなく、ダーツマシンや電子ボードとも連動しません。前のラウンドの点数の一覧(何ラウンド分かの履歴)も、今のところ画面には表示されません。
出典
執筆:FLAME Apps(2015年から Darts Counter を開発)。2026年9月28日確認。
- 一般社団法人 JSFD 競技規則(2025年3月改訂)2-6、2-7、3-2、4-9
- WDF Playing and Tournament Rules(第20改訂版、英語)2.05、3.05から3.08
- ADO Tournament Rules Booklet(英語)35から39(スコアのつけ方)、49から51(クリケット)
- Darts Counter のアプリのコード(X01 の画面)
