クリケットで使うのは 15、16、17、18、19、20とブルだけです。同じナンバーに3マーク入れるとオープン(自分の陣地)になり、シングル1マーク、ダブル2マーク、トリプル3マークで数えます。オープンしたナンバーにさらに入れると、相手がまだそのナンバーを閉じていない間は自分の点数になります。相手も3マーク入れるとそのナンバーはクローズ(無効)になり、誰も点数を取れません。点数で上回った状態ですべてをクローズした人の勝ちです。DARTSLIVE は「王道の陣取りゲーム」と紹介しています。
| 入った場所 | マーク | オープン後の点数 |
|---|---|---|
| シングル | 1 | 数字どおり(シングル20なら20点) |
| ダブル | 2 | 数字の2倍 |
| トリプル | 3 | 数字の3倍 |
| アウターブル | 1 | 25点 |
| インナーブル | 2 | 50点 |
ナンバーとマーク
DARTSLIVE の初心者向け解説では「使うナンバーは15・16・17・18・19・20・ブル」で、それ以外に入っても点数になりません。3マークでオープンで、トリプルは1本で3マーク、ダブルは2マークです。3マークの入れ方は、トリプル1本、ダブルとシングル、シングル3本のどれでもかまいません。クリケットのブルは「インブル(ブルの中心)がダブル」扱いです。米国のハードダーツ団体 ADO の規則も同じ数え方です(ADO 49から52)。
どのナンバーから取ってもかまいません(ADO 53)。
点数の入り方
オープンしたナンバーは、相手がクローズするまで点数を取れます(ADO 51)。ダブルなら2倍、トリプルなら3倍です。お互いにクローズしたナンバーは無効で、もう誰も点数を取れません。
DARTSLIVE の解説のとおり、クローズされる前にどれだけ点数を稼ぐか、相手の陣地を先に閉じるかが駆け引きです。20を早くオープンして入れ続けると、相手は20を閉じるまで点差を止められません。
勝ち方
- すべてクローズして点数が上: 点数で上回っている(または同点の)状態で、すべてのナンバーとブルをクローズした人の勝ちです(DARTSLIVE、ADO 55)。
- 全部クローズしたのに点数が下なら: 相手がまだ開けているナンバーに入れて点数を稼ぎ、追いつくまで続けます(ADO 55)。
- ラウンドの上限: マシンのクリケットには規定のラウンド数があり、DARTSLIVE では「ラウンド終了時に得点の高いプレイヤーが勝ち」です。上限のラウンド数は機種と設定によるので、このページでは挙げません。
「オーバーキル」という言葉も検索候補に出てきますが、マシンごとの定義を公式資料で確認できなかったため、このページでは説明しません。
2人の対戦例(3ラウンド)
A と B の例です。Darts Counter と同じ数え方で、1本ずつ確かめました。
| 番 | ダーツ | 起きたこと | A | B |
|---|---|---|---|---|
| A | T20、20、ミス | T20で20をオープン。シングル20は20点(B は20が未オープン) | 20 | 0 |
| B | T19、19、1 | T19で19をオープン。シングル19は19点。1はクリケットのナンバーではない | 20 | 19 |
| A | 20、20、T18 | 20でさらに40点。T18で18をオープン | 60 | 19 |
| B | T20、D19、18 | T20で B も20をクローズ(20は無効に)。D19で38点。18に1マーク | 60 | 57 |
| A | 19、D19、17 | 19と D19で A も19をクローズ(19は無効に)。17に1マーク | 60 | 57 |
| B | T18、D17、25 | T18で18をクローズ(A が閉じているので点数なし)。17に2マーク。ブルに1マーク | 60 | 57 |
3ラウンドで、どちらも20、19、18を閉じました。A が60対57でリードし、残りは17、16、15、ブル。B は17に2マーク、ブルに1マーク入っています。点数で上回ったまま先に残りを閉じるか、相手が開けていないナンバーで点数を稼いで逆転するかの勝負です。
3人以上で遊ぶとき
ADO の規則は2人(または2チーム)の対戦を前提にしています。3人以上なら、クローズしたナンバーがいつまで点数になるかを先に決めましょう。Darts Counter のスタンダードでは、少なくとも1人の相手がまだ開けていれば点数になります。
DARTSLIVE2 では、クリケットを3人以上で遊ぶとカットスロート形式になります(変更も可能)。点数が相手に入り、一番低い人が勝つルールです。くわしくはカットスロート クリケットへ。
クリケットのいろいろ
- カットスロート: 点数が開けている相手全員に入り、低い人の勝ち。
- ノースコア(クローズだけ): 点数は数えず、先に全部閉じた人の勝ち。Darts Counter の Close All First がこれです。
- マシンのクリケット: DARTSLIVE2 にはランダム、ヒドゥン、セレクト、オールナンバーなどのクリケットや、クリケットカウントアップもあります。これらは Darts Counter にはありません。一覧はダーツのゲームの種類へ。
MPR(クリケットのスタッツ)
クリケットにも平均があります。MPR(Marks Per Round)は、合計マーク数÷投げた本数×3 です。米国のソフトダーツ団体 NDA の例では、46本で59マークなら MPR は3.85。DARTSLIVE のクリケットのスタッツは「ラウンドごとの平均マーク数」で、PHOENIX の画面には「CRICKET MPR」と表示されます。DARTSLIVE のレーティングでは、スタンダードクリケットのスタッツが01のスタッツと並んで使われます(くわしくはダーツ スタッツの目安)。
Darts Counter は MPR を表示しません。クリケットの統計では、ナンバーごとの命中率、ナンバーを閉じるまでの平均本数、得点ラウンドあたりの点数、最高のラウンド得点が見られます。
作戦の基本
- まず20を閉じる。 一番大きいナンバーで、トリプル20(60点)はクリケットで1本の最高点です(インナーブル50点より上)。
- 閉じる前に点数を稼ぐ。 点数は相手が開けている間しか入らないので、リードは早いうちに作るのが楽です。
- 相手の陣地を閉じる。 相手だけが開けているナンバーは、相手が点数を稼げる場所です。
- 負けているならブルを最後に残さない。 ブルは一番小さい的で、追いつくためにそこで点数を取る必要が出るかもしれません。
- 横に並んだナンバーを続けてねらう。 DARTSLIVE の解説は、20、18、19、17の順なら狙いを横に動かすだけで済むとすすめています。
Darts Counter でクリケットを数える
Darts Counter は、一人でも複数人でもクリケットを数えます。メニューは英語表示です。Cricket の設定で Regular か Cut Throat と、Win Condition(Highest Score:上の勝ち方、Close All First:先に全部閉じた人の勝ち)を選びます。入ったエリアをタップし、外れたときはねらったナンバーを選ぶので、命中率が正しく残ります。
アプリのコードを読んで、1つ違いがあることを確認しました。Regular では、ナンバーを閉じる1本の余りマークは点数になりません。20に2マークあるところへ T20 を入れると、20は閉じますが余りの2マークは消え、点数になるのは次の1本からです。ADO の規則はこの場合をはっきり書いておらず、アプリの Cut Throat では余りマークも数えます。遊ぶ前に決めておきましょう。
ラウンドの上限はなく、ダーツマシンや電子ボードとは連動しません。統計はプレイヤーごとに残り、ヒートマップは Advanced statistics(短い動画、買い切りの購入、Darts Counter Plus で利用)にあります。全ゲームを無料でカウントできます。
Regular でも閉じる1本の余りマークを数えてほしい方はお知らせください
出典
執筆:FLAME Apps(2015年から Darts Counter を開発)。2026年9月28日確認。対戦例とアプリの動きは、アプリのコード(バージョン 2026.5.1)で確認しました。
- DARTSLIVE はじめてのダーツ:クリケットのルール(ナンバー、オープン、クローズ、勝ち方、インブルはダブル)
- DARTSLIVE2 ゲームガイド:スタンダードクリケット(マーク、規定のラウンド数、横ラインの攻め方)
- DARTSLIVE2 ゲームガイド:カットスロート
- DARTSLIVE 実力が分かるレーティング(クリケットのスタッツ)
- PHOENIXDARTS 日本(CRICKET MPR の表示)
- ADO Tournament Rules Booklet(英語)49から55
- NDA Rules(英語、MPR)
