バースト(BUST)とは、01ゲームで上がりのルールに反したために、そのラウンドが無効になることです。点数はラウンドの開始時に戻り、まだ持っているダーツは投げずに交代します。何がバーストになるかは、上がり方のルールで変わります。
- ソフトダーツのマシン(シングル上がり): DARTSLIVE の初心者向け解説では、残りをぴったり0にできずマイナスになることがバーストです。
- ハードダーツの大会(ダブルアウト): JSFD の競技規則では、残り点より多く取った、1点が残った、ダブル以外で0になった、の3つがバーストです(JSFD 2-7)。
| 最後の1本で… | ダブルアウト | マスターアウト | シングル上がり |
|---|---|---|---|
| マイナスになった | バースト | バースト | バースト |
| ちょうど1が残った | バースト | バースト | 問題なし(シングル1で上がれる) |
| シングルで0になった | バースト | バースト | 上がり |
| トリプルで0になった | バースト | 上がり | 上がり |
| アウターブル(25)で0になった | バースト | バースト | 上がり |
| インナーブル(50)で0になった | 上がり | 上がり | 上がり |
ダブルアウトの列は JSFD 2-7 と WDF 2.05 のルールです。マスターアウトは JSFD と WDF の規則にないので、一般的な定義(ダブル、トリプル、インナーブルで上がれる)と Darts Counter の動きに合わせています。基本のルールと簡単な例はダーツ 501のルールにあります。このページでは、ボードの前でもめやすいケースを扱います。
規則の文面
- JSFD 競技規則 2-7: 「残り点より多く得点をとった時、1点が残った時、ダブルフィニッシュ以外で残り点が0点になった時はバストルールを適用し、バストした選手の残り点は前の回の得点に戻る。」
- WDF 2.05: 同じ3つのケースで、そのスローは数えず、点数はスロー前のままとしています。
- DARTSLIVE(ソフトダーツ): 「残りの持ち数をピッタリ0にできず、マイナスになってしまうことをBUSTといいます。」「BUSTしてしまった場合は、3投していなくても交代となり、持ち点はラウンド開始時に戻ります。」
JSFD の文面では「バスト」、DARTSLIVE の解説では「BUST(バースト)」と書かれています。同じ意味です。
残り1のとき
一番小さいダブルは D1 で2点、一番小さいトリプルは T1 で3点です。ダブルアウトとマスターアウトでは1点は上がれないので、1を残した1本でその場でバーストになります。
| 残り | 投げた結果 | ダブルアウトの判定 |
|---|---|---|
| 2 | シングル1 | 1が残る:バースト、2に戻る |
| 3 | シングル2 | 1が残る:バースト、3に戻る |
| 3 | シングル1 | 2が残る:問題なし、次は D1 |
| 41 | 20、20 | 1が残る:バースト、41に戻る |
| 41 | 9、D16 | 上がり |
奇数が残ったら、先にシングルで偶数にします。2から40の偶数はそのままダブル1本(点数の半分)で、170以下の上がり方はダーツ アレンジ表にあります。
シングル上がりでは、1が残ってもほかの点数と同じです。シングル1に入れれば上がりです。
ダブル以外で0になったとき
ダブルアウトでは、点数がちょうど合っても、最後がダブルでなければ上がれません。
| 残り | 投げた結果 | ダブルアウト | マスターアウト | シングル上がり |
|---|---|---|---|---|
| 40 | 20、20 | バースト | バースト | 上がり |
| 60 | T20 | バースト | 上がり | 上がり |
| 18 | T6 | バースト | 上がり | 上がり |
| 25 | アウターブル | バースト | バースト | 上がり |
| 50 | インナーブル | 上がり | 上がり | 上がり |
| 50 | アウターブル、アウターブル | バースト | バースト | 上がり |
インナーブルは50点でダブル扱いなので、ダブルアウトで残り50を上がれます(JSFD 2-7)。アウターブルは25点のシングルです。なお、ソフトダーツでブル全体を50点とするファットブルなら、残り50はアウターブルでも50点です。
マスターアウトのバースト
マスターアウトでは、最後の1本がダブル、トリプル、インナーブルのどれでもよくなります。1本で上がれる点数は増えますが(3、9、15から60までのトリプルなど)、なくなるバーストはトリプルの場合だけです。
- マイナスはバースト。
- 1が残ったらバースト。
- シングルで0はバースト(アウターブルの25も)。
- 残り2の上がりは D1 だけ。シングル2はシングルで0なのでバースト、シングル1は1が残るのでバースト。
上がり方の違いの全体はダブルアウト・マスターアウト・シングルアウトの違いへ。
シングル上がりのバースト
シングル上がりのバーストは、残りより多く取ったときだけです。残り5なら、シングル5で上がり、シングル6でバースト。残り1なら、シングル1で上がりです。DARTSLIVE の初心者向け解説では、残り12点で50点のブルに入ったら、それだけでは負けにならず、そのラウンドがバーストで無効になり、次のラウンドも12点から始まると説明しています。
バーストしたラウンドはどうなるか
- ラウンドまるごと無効です。 バーストした1本だけではありません。ダブルアウトで残り40から、シングル20、シングル5、トリプル5(残り15をトリプルで0)と投げたらバーストで、先に入れた20と5も数えず、40に戻ります。
- その場で投げるのをやめます。 DARTSLIVE の解説どおり、3本投げていなくても交代です。
- スコアシートには0と書き、前の残りをもう一度書きます(ダーツの点数計算のやり方)。
- 3ダーツ平均では、何本目でバーストしても0点の3本として数えます(ダーツ スタッツの計算方法)。DARTSLIVE の80%スタッツでは、501なら残り100以下、301なら残り60以下になった後のバーストや低い点数はレーティングに影響しません。
301やダブルインでのバースト
バーストは上がりのルールなので、301でも501でも701でも同じです(ダーツ 301のルール)。ダブルインが変えるのは入り方だけで、最初のダブルより前は点数が引かれないので、入る前にバーストすることはありません。入った後は、遊んでいる上がり方のルールでバーストが決まります。
Darts Counter のバースト
アプリの点数計算のコードを読んで確認しました。メニューは英語表示です。バーストすると、点数をラウンドの開始時に戻し、残りのダーツを使い切ったことにして、平均の計算では3本と数え、次のプレイヤーに移ります。理由が短く表示されます。
| 起きたこと | アプリの表示 |
|---|---|
| マイナス(すべてのモード) | "Score exceeded" |
| Double Out か Master Out で1が残った | "No finish possible anymore" |
| Double Out でダブル以外で0 | "Not finished with double field" |
| Master Out でシングルで0 | "Not finished with double or triple field" |
知っておきたいこと:
- どのバーストがあるかは Checkout Mode しだいです。 インストール直後は Straight Out(シングル上がり)で、"Score exceeded" しか起きません。ダブルアウトで遊ぶなら、X01 の設定で Checkout Mode: Double Out にします。
- バーストした1本をそのまま入力してください。 アプリがバーストを判定します。Bust キーは別の機能で、残りのダーツをミスとして入れてラウンドを早く終わらせるだけです。そのラウンドですでに入力したダーツの点数は残ります。
- アレンジの提案は、どのモードでもダブルアウトの上がり方です。 Master Out や Straight Out では、表示より短い上がり方がある場合があります。
- ブルは25と50に分けて入力します。ファットブルの設定はありません。
遊ぶ上がり方のルールを設定すれば、Darts Counter がバーストをすべて判定します。全ゲームを無料でカウントできます。
出典
執筆:FLAME Apps(2015年から Darts Counter を開発)。2026年9月28日確認。
- 一般社団法人 JSFD 競技規則(2025年3月改訂)2-7
- WDF Playing and Tournament Rules(第20改訂版、英語)2.02から2.08
- DARTSLIVE はじめてのダーツ:ゼロワンゲームのルール(BUST の定義、3投していなくても交代)
- DARTSLIVE2 ゲームガイド:ゼロワンゲーム(マイナスで BUST、前ラウンドの持ち点から再スタート)
- DARTSLIVE 実力が分かるレーティング(80%スタッツ)
- DRA Rules 2026(英語)6.2.6、6.3.3
- Darts Counter のアプリのコード(X01 のバースト判定)
