ダブルアウトは、最後の1本をダブルかインナーブル(ダブル25扱い)に入れて、ちょうど0にするルールです。マスターアウトはそれに加えてトリプルでも上がれます。シングルアウト(シングル上がり、オープンアウト、ストレートアウト)はどのエリアでも上がれます。日本のハードダーツの大会を行う JSFD の競技規則はダブルアウトで、ソフトダーツのマシンの01は、DARTSLIVE の初心者向け解説ではシングル上がりです。
| ダブルアウト | マスターアウト | シングルアウト | |
|---|---|---|---|
| 最後の1本 | ダブルかインナーブル | ダブル、トリプル、インナーブル | どこでもよい |
| マイナスでバースト | はい | はい | はい |
| 残り1でバースト | はい | はい | いいえ |
| シングルで0になったら | バースト | バースト | 上がり |
| 3本での最高の上がり | 170(T20、T20、ブル) | 180(T20、T20、T20) | 180 |
| 180以下で3本では上がれない点数 | 159、162、163、165、166、168、169と171以上 | 163、166、169、172、173、175、176、178、179 | マスターアウトと同じ |
表の最後の2行は、3本までのすべての組み合わせを計算して求めました(ブルは50点、ダブル25扱い)。
ダブルアウト
JSFD の競技規則は「01競技のフィニッシュは、ダブルリングまたはダブルブルで残り点を0にする」と定め、ダブルブルはダブルスタートやダブルフィニッシュのダブルとして使えるとしています(JSFD 2-7)。世界団体 WDF の規則(2.02から2.04)も同じです。
むずかしさの理由はバーストです。残り点より多く取った、1点が残った、ダブル以外で0になった、のどれかでそのラウンドは無効になり、点数は戻ります(JSFD 2-7)。1点を取れるダブルはないので、1を残すと必ずバーストです。
170から2までのダブルアウトの上がり方はダーツ アレンジ表にあります。
マスターアウト
マスターアウトは、ダブルアウトにトリプルを加えたルールです。ダブル、トリプル、インナーブルで上がれ、シングル(アウターブルを含む)では上がれません。JSFD の競技規則にも WDF の規則にもマスターアウトは出てこないので、大会で使うかどうかは主催者のルールしだいです。
トリプルで上がれるので、1本で上がれる点数が増えます。ダブルアウトにない、マスターアウトだけの1本上がりは次のとおりです。
| 残り | 上がり |
|---|---|
| 3 | T1 |
| 9 | T3 |
| 15 | T5 |
| 21 | T7 |
| 27 | T9 |
| 33 | T11 |
| 39 | T13 |
| 42 | T14 |
| 45 | T15 |
| 48 | T16 |
| 51 | T17 |
| 54 | T18 |
| 57 | T19 |
| 60 | T20 |
2本での最高の上がりは、ダブルアウトの110(T20、ブル)から120(T20、T20)に上がります。180以下の3の倍数は、すべてトリプルだけで上がれます。
シングルアウト(シングル上がり、オープンアウト)
最後の1本がどこでも上がれるルールです。DARTSLIVE の初心者向け解説では、残り12点ならシングル12、ダブル6、トリプル4のどれに入っても上がりで、持ち点がマイナスになったときだけバーストです。1が残っても、シングル1で上がれるのでバーストではありません。
日本語では「シングル上がり」「オープンアウト」とも呼ばれます。マシンの設定画面での名前は機種によって違い、このページでは確認していません。
同じ残りでも上がり方が変わる
| 残り | ダブルアウト | マスターアウト | シングルアウト |
|---|---|---|---|
| 60 | 20、D20(2本) | T20(1本) | T20(1本) |
| 57 | 17、D20 | T19 | T19 |
| 50 | ブル | ブル | ブル |
| 45 | 13、D16 | T15 | T15 |
| 3 | 1、D1 | T1 | 3 |
| 1 | バースト(上がれない) | バースト(上がれない) | 1 |
| 180 | 上がれない | T20、T20、T20 | T20、T20、T20 |
ソフトダーツでブル全体が50点のファットブルなら、シングルアウトでは残り50をアウターブルでも上がれます。ハードダーツのボードではアウターブルは25点です。
ダブルイン、マスターイン、ストレートイン
入り方(スタート)のルールは、上がり方とは別に決めます。
- ストレートイン(ストレートスタート): 最初の1本から得点になります。JSFD の標準です(JSFD 2-7)。
- ダブルイン(ダブルスタート): いずれかのダブルに入れてから、それを含めた得点が数えられます。ダブルに入らないうちは得点になりません(JSFD 2-7)。例:301のダブルインで、1本目シングル20(点数なし)、2本目 D20(入った。301-40=261)、3本目 T20(残り201)。
- マスターイン: ダブルかトリプルで入ります。
組み合わせの呼び方もあります。ダブルイン・ダブルアウト、ストレートイン・ダブルアウト(JSFD の501)、オープンイン・マスターアウトなどです。ソフトダーツのマシンにもインオプションの設定があり、DARTSLIVE のレーティング解説では、インオプションを設定した01はスタッツに反映されないと書かれています。
Darts Counter での設定
Darts Counter のメニューは英語表示です。X01 の設定で Checkout Mode(Straight Out、Double Out、Master Out)と Starting Mode(Straight In、Double In、Master In)を選びます。アプリのコードで確認した動きです。
- Double Out: ダブルかブルでしか上がれません。マイナス、残り1、シングルで0はバースト("Not finished with double field")。
- Master Out: ダブル、トリプル、ブルで上がれます。シングル(アウターブル25を含む)で0はバースト("Not finished with double or triple field")、残り1もバーストです。
- Straight Out: マイナスだけがバーストです。ソフトダーツのシングル上がりの練習はこれです。インストール直後はこの設定になっています。
- Double In / Master In: 最初のダブル(またはトリプル)までのダーツは点数になりませんが、投げた本数には数えられ、3ダーツ平均に影響します。
- 注意: アレンジの提案は、どのモードでもダブルアウトの上がり方です。Master Out や Straight Out では、表示より短い上がり(残り60で T20 など)がある場合があります。
- ブルは25と50を分けて入力します。ファットブルの設定はありません。
遊ぶルールを1回設定すれば、上がれるかどうかの判定はアプリに任せられます。全ゲームを無料でカウントできます。
出典
執筆:FLAME Apps(2015年から Darts Counter を開発)。2026年9月28日確認。
- 一般社団法人 JSFD 競技規則(2025年3月改訂)2-7(01競技、ダブルスタート、ダブルフィニッシュ、バースト)
- WDF Playing and Tournament Rules(第20改訂版、英語)2.01から2.05
- DARTSLIVE はじめてのダーツ:ゼロワンゲームのルール(どのエリアでも0で上がり、マイナスでバースト)
- DARTSLIVE 実力が分かるレーティング(アウトオプション、インオプション)
- 1本上がりと上がれない点数の表:3本までの全組み合わせからの計算
- Darts Counter のアプリのコード(X01 の Checkout Mode と Starting Mode)
