アレンジとは、01ゲームで残り点数をちょうど0にして上がるための投げ方の組み立てです。英語では checkout、finish と呼びます。ハードダーツの規則(JSFD、WDF)のダブルアウトでは最後の1本をダブルかブルに入れる必要があるので、アレンジはいつも「ダブルを残して、そのダブルに入れる」形になります。170から2までのうち、3本で上がれない点数は 169、168、166、165、163、162、159 の7つだけです。
このページはアレンジの考え方の説明です。点数ごとの上がり方はダーツ アレンジ表にまとめています。
| アレンジの事実 | 数字 | 根拠 |
|---|---|---|
| 3本の最高 | 170(T20、T20、ブル) | 計算 |
| 2本の最高 | 110(T20、ブル) | 計算 |
| 1本の最高 | 50(ブル) | 計算 |
| 100以上で2本で上がれる点数 | 100、101、104、107、110 | 計算 |
| 99から110で3本必要な点数 | 99、102、103、105、106、108、109 | 計算 |
| 170以下で上がれない点数 | 159、162、163、165、166、168、169 | 計算 |
「計算」は、3本までのすべての組み合わせをコードで調べた結果です(アレンジ表と同じコード)。ブルは規則どおりダブル25として数えています(JSFD 2-7、WDF 2.04)。
ダブルアウトとシングル上がりでアレンジは変わる
アレンジの考え方は、上がり方のルールで大きく変わります。
- ダブルアウト(ハードダーツの大会、JSFD): 最後はダブルかブル。1が残ったらバースト。このページの説明とアレンジ表はこのルールです。
- シングル上がり(DARTSLIVE の初心者向け解説にある01): どのエリアでもちょうど0にすれば上がり。残り12点ならシングル12、ダブル6、トリプル4のどれでも上がれます。バーストはマイナスになったときだけです。
- ファットブル: ソフトダーツでブル全体を50点とする方式なら、残り50はブルのどこに入っても上がれます。ハードダーツのボードでは、アウターブルは25点のシングルです。
DARTSLIVE のマシンでは、上がれる点数まで減らすと、次の1本で上がれるエリアが別の色に光ると解説されています(DARTSLIVE はじめてのダーツ)。ハードダーツや家のボードではそれがないので、アレンジを自分で覚えるか、表やアプリで確認することになります。上がり方の違いはダブルアウト・マスターアウト・シングルアウトの違いへ。
上がりのダーツとバースト
ダブルアウトで上がりのダーツが大事なのは、バーストのルールがあるからです。残り点より多く取った、1点が残った、ダブル以外で0になった、のどれかでラウンドは無効になります(JSFD 2-7)。だから「残り40」は、実際には「ダブル20が必要」という意味です。くわしくはダーツのバーストとはへ。
100以上のアレンジ
100以上を1ラウンドで上がることを、英語では ton-plus checkout と呼びます(ton は100のこと)。多くは3本とトリプルが必要な、むずかしい上がりです。
- 2本で上がれるのは 100(T20、D20 またはブル、ブル)、101(T17、ブル)、104(T18、ブル)、107(T19、ブル)、110(T20、ブル)だけです。
- 102から170のほかの点数は3本必要です。
- 上がれない点数が7つあります。
一番大きい上がりの話はダーツ 170のアレンジへ。
アレンジの組み立て方
どの上がり方も、同じ考え方で組み立てられます。
- ダブルから逆算します。 上がりたいダブルを決めて、そこから考えます。残り81なら「36か24を残すには?」。T15で36(D18)、T19で24(D12)が残ります。
- 本数はできるだけ少なく。 2本で上がれるのに3本の上がり方を選ぶと、チャンスを1回むだにします。61は T15、D8 の2本。11、18、D16 のような上がり方は、3本目を余計に使います。
- 奇数は先に直します。 ダブルは必ず偶数なので、奇数が残ったら、先に奇数のシングルかトリプルで偶数にします。45は13、D16、57は17、D20。
- 100を超えたらトリプルから。 1本目はほとんどがトリプル、たいていは T20 か T19 です。141は T20、T19、D12。
- ブルは必要なときに。 ブルは50の上がりにも、170、167、164、161、158などの大きな上がりにも使いますが、的は小さめです。WDF の寸法から計算すると、ダブル1つは約417 mm²、ブルは約127 mm² で、ダブルのほうが約3.3倍大きい(ワイヤーの太さは無視)。
上がり方が何通りもある点数もあります。138は T20、T18、D12 でも T19、T19、D12 でもよく、どちらも正解です。
残すと有利な点数
ダブルをねらってその内側のシングルに入ると、残りは半分になります。それがまたダブルになるかどうかは、点数しだいです。
| 残り | シングルに外すと | その次 | 続くダブルの数 |
|---|---|---|---|
| 32(D16) | 16(D8) | 8(D4)、4(D2)、2(D1) | 5 |
| 40(D20) | 20(D10) | 10(D5)、5は奇数 | 3 |
| 36(D18) | 18(D9) | 9は奇数 | 2 |
| 24(D12) | 12(D6) | 6(D3)、3は奇数 | 3 |
これが「32を残せ」と言われる理由です。DARTSLIVE のゲームガイドも「32点の持ち点は有効」とし、8と16が隣り合うので、ダブル16を外してシングル16や8に入っても次でフォローしやすいと説明しています。同じガイドは、終盤は24、32、36、40、50、60など組み合わせやすい数を残すことをすすめています。当サイトのアレンジ表は、同じ本数で上がれる場合は D20、D16、D8 を優先しています。
一番最後のダブル、残り2の D1 は、英語で madhouse と呼ばれます。残り2からはほかに上がり方がありません。
アレンジの覚え方
下から範囲ごとに覚えます。
- 2から40: ダブルそのもの。偶数を見たらダブルが浮かぶようにします。
- 41から60: シングル1本でダブルを残す。52は12、D20 か 20、D16。
- 61から110: トリプル(またはブル)1本とダブル。100は T20、D20。
- 111から170: 3本。たいてい2本がトリプル。
次に、点数を取る段階から上がりの段階への切り替えを練習します。残りが100から180くらいになったら1ラウンド先を考え、知っている点数を残すようにします。投げる前に上がり方を声に出し、レグのあとで表と照らし合わせましょう。ダブルに入った割合はアレンジ成功率で測れます。
Darts Counter のアレンジ提案
Darts Counter は、プレイ中、残り170以下でアレンジを提案します。メニューは英語表示です。アプリのコードで提案の表を確認しました。
- 提案はすべて残り点数と合い、最後はダブルかブルです。上がれない7つの点数では何も表示しません。
- 3本残っているとき、2本で上がれるのに3本の上がり方を出すことがあります。110では T20、ブルではなく T20、10、D20、91では T17、D20 ではなく ブル、9、D16。残り2本になると、2本の上がりがあればそちらに切り替わります。
- 当サイトのアレンジ表はいつも最少の本数なので、2から170の169の点数のうち69では、表とアプリの上がり方が違います。どちらも正しい上がり方で、ねらう場所の好みが違うだけです。
- 提案は、どのモードでもダブルアウトの上がり方です。シングル上がり(Straight Out)や Master Out でも同じ提案が出ます。
- インストール直後は Straight Out です。ダブルアウトで遊ぶなら、X01 の設定で Double Out にしてください。
ダブルアウトに設定して投げれば、引き算と上がり方の表示はアプリに任せられます。全ゲームを無料でカウントできます。
出典
執筆:FLAME Apps(2015年から Darts Counter を開発)。2026年9月28日確認。計算の数字は当サイトのアレンジ表のコードと3本までの全組み合わせの計算によります。アプリとの比較はアプリのコード(バージョン 2026.5.1)によります。
- 一般社団法人 JSFD 競技規則(2025年3月改訂)2-7
- WDF Playing and Tournament Rules(第20改訂版、英語)2.02から2.05、4.01
- DARTSLIVE はじめてのダーツ:ゼロワンゲームのルール(シングル上がり、上がれるエリアが光る)
- DARTSLIVE2 ゲームガイド:ゼロワンゲーム(32点の持ち点、残すとよい数)
- Wikipedia(英語):Glossary of darts(checkout、madhouse、ton)
- Wikipedia(英語):Darts(138の例)
