170は、ダブルアウトで上がれる最高の点数です。上がり方は トリプル20、トリプル20、ブル(60+60+50)の1通りしかありません。英語では Big Fish(ビッグフィッシュ)と呼ばれ、英語版 Wikipedia のダーツ用語集には maximum check-out、perfect finish という呼び名も載っています。
| 本数 | 最高の上がり | 上がり方 |
|---|---|---|
| 3本 | 170 | T20、T20、ブル |
| 2本 | 110 | T20、ブル |
| 1本 | 50 | ブル |
3本までのすべての組み合わせをコードで調べて確かめました。ブルはハードダーツの規則どおり、ダブル25として数えています(JSFD 競技規則 2-7、WDF 2.04)。
なぜ170が最高なのか
上限を決めるのは2つの数字です。
- 最初の2本は最大120点。 ボードでトリプル20(60点)より高い1本はありません。
- 最後の1本は最大50点。 最後はダブルかブルでなければならず、一番大きいダブルはブル(ダブル25)です。ダブル20は40点しかありません。
120+50=170。これより上の点数は、ダブルアウトでは2ラウンド以上かかります。
ソフトダーツのシングル上がりでは話が変わります。 DARTSLIVE の初心者向け解説のとおり、どのエリアでもちょうど0にすれば上がりなので、180(T20を3本)でも上がれます。マスターアウト(トリプルでも上がれる)でも最高は180です。くわしくはダブルアウト・マスターアウト・シングルアウトの違いへ。
上がり方は1通りだけ
大きな点数の多くは上がり方が何通りもありますが、170は1通りだけです。3本で170になり、最後がダブルになる組み合わせはほかにありません。ブルが最後なので、順番も決まっています。
ボードの大きさで比べると、170のむずかしさがわかります。WDF の寸法から計算すると、トリプル1つの面積は約260 mm²、ブルは約127 mm²、ダブル1つは約417 mm² です(WDF 4.01の寸法からの計算、ワイヤーの太さは無視)。トリプルに2回入れたあと、トリプルの半分ほどの的に入れなければなりません。
170以下の大きな上がり
アレンジ表は1つの点数に1つの上がり方を載せていますが、ここでは上位の点数の上がり方をすべて挙げます。T20、T19、ブルと T19、T20、ブルは、投げる順番が違うだけの同じ組み合わせとして数えています。
| 残り | 組み合わせの数 | すべての組み合わせ |
|---|---|---|
| 170 | 1 | T20、T20、ブル |
| 169、168 | なし | 上がれない点数 |
| 167 | 1 | T20、T19、ブル |
| 166、165 | なし | 上がれない点数 |
| 164 | 2 | T20、T18、ブル/T19、T19、ブル |
| 163、162 | なし | 上がれない点数 |
| 161 | 2 | T20、T17、ブル/T19、T18、ブル |
| 160 | 2 | T20、T20、D20/T20、ブル、ブル |
| 159 | なし | 上がれない点数 |
| 158 | 4 | T20、T16、ブル/T19、T17、ブル/T18、T18、ブル/T20、T20、D19 |
| 157 | 2 | T20、T19、D20/T19、ブル、ブル |
| 156 | 1 | T20、T20、D18 |
| 155 | 4 | T20、T15、ブル/T19、T16、ブル/T18、T17、ブル/T20、T19、D19 |
| 154 | 4 | T20、T18、D20/T19、T19、D20/T20、T20、D17/T18、ブル、ブル |
| 153 | 1 | T20、T19、D18 |
上がり方が1通りしかないのは、170、167、156、153の4つです。どう投げてもブルが必要なのは170、167、164、161の4つだけで、160以下で上がれる点数には、すべてブルを使わない上がり方があります(2から170までの全点数を数えた結果)。
170以下で上がれない169、168、166、165、163、162、159は、英語でボギーナンバー(bogey numbers)と呼ばれます。ダーツ アレンジ表で確認でき、上がり方の組み立て方はダーツ アレンジとはで説明しています。
2本と1本の最高の上がり
2本なら、1本目は最大60点、2本目はダブルかブルです。
| 残り | 2本の上がり |
|---|---|
| 110 | T20、ブル(これだけ) |
| 107 | T19、ブル |
| 104 | T18、ブル |
| 101 | T17、ブル |
| 100 | T20、D20、またはブル、ブル |
その間の109、108、106、105、103、102と、99は3本必要です。1本なら最高は50(ブル)、次が40(D20)です。
170と9ダーツ
9ダーツは、501を最短の9本で上がることです。英語版 Wikipedia は9ダーツの投げ方を3,944通りとしていて、当サイトで順番まで含めたすべての並びを数えても同じ数になりました。よく知られているのは、T20を6本のあとに141を上がる形です。
3,944通りのうち540通りは、最後が170(ビッグフィッシュ)で終わります(当サイトの計算)。そのためには最初の6本で331を取る必要があり、2ラウンドの分け方は180と151、177と154、174と157、171と160、170と161、167と164のどれか(順番は逆でもよい)です。180、180、141の定番の形は、ここには入りません。
大きな上がりの呼び名
英語版 Wikipedia のダーツ用語集にある呼び名です。由来の資料は見つかりませんでした。
- Big Fish、maximum check-out、perfect finish: 170、「トリプル20、トリプル20、インナーブル」
- Baby fish: 130を T20、20、ブル(または 20、T20、ブル)で上がること
Darts Counter での170
Darts Counter は、残りが170になると T20、T20、ブルを提案し、167以下の上がれる点数にもそれぞれ上がり方を表示します(提案のしくみはダーツ アレンジとは)。メニューは英語表示です。Statistics には、プレイヤーごとの最高の上がりが Max. Checkout として残ります。コードで確認したところ、上がったラウンドの開始時の残り点数が記録されるので、ビッグフィッシュは170として保存されます。
知っておきたい点が2つあります。X01 の持ち点は301から901だけなので、170から始める練習はできません。また、インストール直後は Straight Out(シングル上がり)なので、170を試合と同じ条件で数えるには X01 の設定で Double Out を選んでください。提案される上がり方は、どのモードでもダブルアウトの上がり方です。
170からの練習スタートを Darts Counter に入れてほしい方はお知らせください
全ゲームを無料でカウントできます。
出典
執筆:FLAME Apps(2015年から Darts Counter を開発)。2026年9月28日確認。上がり方の数は3本までの全組み合わせの計算、9ダーツの数は9本の全並びの計算によります(英語版 Wikipedia の3,944通り、うちブルで終わる2,296通り、D20で終わる672通りと一致)。
- 一般社団法人 JSFD 競技規則(2025年3月改訂)2-7(ダブルブルはダブル扱い)
- WDF Playing and Tournament Rules(第20改訂版、英語)2.02から2.04、4.01(ボードの寸法)
- DARTSLIVE はじめてのダーツ:ゼロワンゲームのルール(どのエリアでも0で上がり)
- Wikipedia(英語):Glossary of darts(Big Fish、maximum check-out、perfect finish、baby fish)
- Wikipedia(英語):Nine-dart finish(3,944通り)
- Darts Counter のアプリのコード(アレンジ提案、Max. Checkout)
