ダーツのアレンジ成功率とは:計算方法と目安

ダーツのアレンジ成功率(ダブルの成功率)の計算方法を例で解説。どのダーツを「ダブルをねらった1本」と数えるか、目安の数字がない理由、アプリで見られる数字も説明。

更新日 2026年9月28日 · 6 分で読めます

アレンジ成功率(英語では checkout percentage、チェックアウト率やダブルの成功率とも)は、上がった回数÷上がりのダブルをねらって投げた本数×100 です。1レグで上がりのダブルを4本ねらって上がったなら、そのレグは 1÷4×100=25% です。2026年1月3日の PDC 世界選手権の決勝では、ルーク・リトラーがダブルをねらった46%を決めて、ジャン・ファン・フェーンに7対1で勝ちました(PDC の試合レポート)。

知りたいもの 計算式 例
アレンジ成功率 上がった回数÷ダブルをねらった本数×100 2÷9×100=22.2%
1回上がるのに必要な本数 ダブルをねらった本数÷上がった回数 9÷2=4.5本
レグを取り切った割合 取ったレグ÷ダブルをねらえたレグ×100 2÷3×100=66.7%

計算のしかた

JSFD、WDF、PDC の大会で使われる DRA などの規則には、アレンジ成功率の定義はありません。公式の数え方がないので、自分で「どのダーツを数えるか」を決める必要があります。手で数えるなら、次のやり方がわかりやすいでしょう。

  1. その1本で上がれる点数が残っているときに投げたダーツを「ダブルをねらった1本」と数えます。2から40の偶数(ダブル1からダブル20)か、50(ブル、ダブル25扱い)です。
  2. 準備の1本は数えません。 残り60でシングル20をねらって40を残す1本は、ダブルをねらったダーツではありません。
  3. 上がった回数を数えます。 取ったレグ1つにつき1回です。
  4. 割って100を掛けます。

毎回同じ数え方をしましょう。数え方を変えると、前の数字と比べられなくなります。

計算例:501を3レグ

レグ 上がりの場面 ダブルをねらった本数 上がり
1 残り40:シングル20(残り20)、D10で上がり 2 1
2 残り32:ボードの外(32のまま)、シングル16(残り16)、シングル8(残り8)。次のラウンド:シングル4(残り4)、D2で上がり 5 1
3 残り36:シングル18(残り18)、シングル9(残り9、奇数)、シングル1で8を残す。相手が上がる 2 0
合計 9 2
  • アレンジ成功率:2÷9×100=22.2%
  • レグ3の3本目は、残り9からの準備の1本なので数えません。
  • レグを取り切った割合は、3レグともダブルをねらえて2レグ取ったので66.7%。これは「ダブルをねらえる場面になってから、どれだけレグを取れたか」という別の数字です。

マスターアウトとシングル上がりでは

ほかの上がり方でも考え方は同じですが、数えるダーツが変わります。マスターアウトではトリプルでも上がれるので、1本のダブルかトリプルで上がれる点数が残っているときのダーツを数えます(残り60の T20 など)。シングル上がり(DARTSLIVE の初心者向け解説にある01の上がり方)では、どのエリアでも上がれるので、アレンジ成功率はダブルの腕前をあまり表しません。上がり方の違いはダブルアウト・マスターアウト・シングルアウトの違いへ。

なお、DARTSLIVE が採用している80%スタッツは、01ではゲームの80%が進んだ時点で確定し、上がりのデータは反映されません(DARTSLIVE のレーティング解説)。マシンのスタッツやレーティングでは、アレンジの成功率は見えにくいしくみです。

ダブルを外しても次のダブルが残る点数

ダブルをねらってその内側のシングルに入ると、残りは半分になります。点数によっては、外しても続けてダブルをねらえます。

残り シングルに外すと 準備なしで続けてねらえるダブル
32(D16) 16、8、4、2 5つ:D16、D8、D4、D2、D1
40(D20) 20、10、5(奇数) 3つ:D20、D10、D5
36(D18) 18、9(奇数) 2つ:D18、D9
50(ブル) 25(奇数) 1つ:ブル

これは計算上の話で、どのダブルが得意かは人によります。それを知るには、次の数字が役に立ちます。170以下の上がり方はダーツ アレンジ表にあります。

目安の数字を載せない理由

このページで一次資料から確認できた数字は、リトラーが決勝で記録した46%の1つだけです。これは世界のトップ選手が1試合で出した数字です。初心者、店で遊ぶ人、リーグの選手のアレンジ成功率を測った公開データは見つからなかったので、目安の数字は挙げません。比べるなら、同じ数え方をした自分の数字の推移です。平均の目安についてはダーツ スタッツの目安も参考にしてください。

Darts Counter で見られる数字

アプリのコードを確認して書いています。メニューは英語表示です。

  • アレンジ成功率はまだありません。 ダブルをねらった本数を数えていないので、成功率は出せません。
  • Max. Checkout(X01 の Statistics):1ラウンドで上がった最高の点数。
  • On Double:ダブルに入った本数と、全ダーツに対する割合(例:300本中12本=4.00%)。501の途中で D20 に入った1本も数えるので、アレンジ成功率ではありません。
  • Checkout heatmap (Doubles):X01 の Advanced statistics で、どのダブルで何回レグを上がったかが見られます。Advanced statistics は、短い動画を見る、買い切りの購入、Darts Counter Plus のいずれかで使えます。
  • アレンジの提案:残り170以下で1本ごとに表示され、ダブルアウトの上がり方です。

アプリが成功率を数えるまでは、Checkout heatmap (Doubles) で上がった回数を数え、ダブルをねらった本数は紙に正の字で記録する、という組み合わせが使えます。

アレンジ成功率を Darts Counter に入れてほしい方はお知らせください

Darts Counter は引き算、上がり方の提案、レグごとの平均の記録をします。全ゲームを無料でカウントできます。

出典

執筆:FLAME Apps(2015年から Darts Counter を開発)。2026年9月28日確認。

よくある質問

知っておきたいこと

アレンジ成功率はどう計算しますか?

上がった回数を、上がりのダブルをねらって投げた本数で割り、100を掛けます。ダブルを9本ねらって2回上がったら 2÷9×100=22.2%です。

どのダーツを「ダブルをねらった1本」と数えますか?

手で数えるなら、その1本で上がれる点数が残っているときに投げたダーツです。つまり2から40の偶数(ダブル1からダブル20)か50(ブル)が残っているとき。残り60でシングル20をねらう、といった準備の1本は数えません。

アレンジ成功率の目安はありますか?

初心者やアマチュアの成功率を測った公開データは見つかっていないので、目安の数字は挙げません。プロの一例として、2025/26 PDC 世界選手権の決勝でルーク・リトラーはダブルを46%で決めました(PDC)。比べるなら、同じ数え方をした自分の過去の数字です。

Darts Counter でアレンジ成功率は見られますか?

今のところ見られません。最高の上がり(Max. Checkout)、ダブルに入った本数とその割合(On Double)、上がったダブルのヒートマップは見られます。アレンジ成功率がほしい方は、ページ内のリンクからお知らせください。

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