レグはダーツの1ゲームです。たとえば501なら、501から0まで減らす1ゲームが1レグです。セットはレグのまとまりで、決められた数のレグを取った人がそのセットを取ります。試合はレグだけで数える(ベストオブ11レグなら先に6レグ)か、セットで数える(ベストオブ5セットなら先に3セット、各セットはさらにレグの先取り)かのどちらかです。何レグ、何セットにするかは、いつも大会ごとに決まります。
| 用語 | 意味 | 出典 |
|---|---|---|
| レグ | 勝者と敗者が決まる、試合の最小単位の1ゲーム | WDF の定義 |
| セット | 奇数のレグのまとまり。過半数を取った人がセットを取る | WDF の定義 |
| 試合 | 奇数のレグ数かセット数のベストオブ。不要になったレグやセットは行わない | WDF 2.10、2.11 |
| 形式 | 大会ごとに決める | JSFD 4-5、DRA 6.3.1 |
レグとは
レグは、持ち点から0までの1ゲームです。501なら、最後の1本をダブルに入れてちょうど0にした人がそのレグを取ります(JSFD 2-7)。試合がレグやセットに分かれていなければ、1レグがそのまま試合です(WDF の定義)。1レグのルールはダーツ 501のルールへ。
日本の競技規則の中では「レッグ」と書かれることもあります(JSFD の競技規則は「ベストオブ3レッグ以上」)。同じ意味です。
セットとは
セットはレグのかたまりです。決められた数のレグを取るとセットを取り、次のセットは全員0レグから始めます。WDF の規則では、1セットのレグ数は奇数で、過半数を取った人の勝ちです。試合のセット数も奇数です。
ベストオブと先取
どちらも同じ試合の長さを表します。ベストオブ N は最大で何レグ行うか、先取は何レグ取れば勝ちかを表します。N が奇数なら、先取=(N+1)÷2 です。
| ベストオブ | 先取 | 行うレグ数(最少から最大) |
|---|---|---|
| 3 | 2 | 2から3 |
| 5 | 3 | 3から5 |
| 7 | 4 | 4から7 |
| 9 | 5 | 5から9 |
| 11 | 6 | 6から11 |
| 13 | 7 | 7から13 |
| 19 | 10 | 10から19 |
| 21 | 11 | 11から21 |
上の定義から計算した表です。WDF は試合を「ベストオブ3(5、7など)」とし、どちらかが過半数を取った時点で終わりとしています(WDF 2.10、2.11)。
レグだけの試合とセットの試合
レグだけの試合では、すべてのレグが同じ合計に数えられます。セットの試合では、レグはそのセットの中だけで数えるので、取ったレグが多い人が負けることもあります。ベストオブ3セット、各セットはベストオブ5レグの例です。
| セット | A のレグ | B のレグ | セットを取った人 |
|---|---|---|---|
| 1 | 3 | 0 | A |
| 2 | 2 | 3 | B |
| 3 | 2 | 3 | B |
| 合計 | 7 | 6 | B が2対1で勝ち |
A のほうがレグを7対6で多く取っていますが、試合は B の勝ちです。同じ長さのレグだけの試合なら、A がリードしていました。
1セットは何レグか
決まった数はありません。大会ごとに形式を決めます(DRA 6.3.1)。WDF が求めるのは奇数であることだけです。確認できた例です。
- JSFD: ベストオブ3レッグ以上、ベストオブ1セット以上の試合を組めます(JSFD 4-5)。認可トーナメントは男子と女子のシングルス501をベストオブ3以上で行います(JSFD 1-6)。
- PDC 世界選手権 2025/26: すべてのセットがベストオブ5レグ、試合は1回戦のベストオブ5セットから決勝のベストオブ13セットまで(PDC、2025年12月10日)。形式は毎年変わりうるので、くわしくはPDC世界選手権の試合形式へ。
- ソフトダーツのリーグ: DARTSLIVE の解説によると、リーグ戦は複数のゲーム(約10ゲーム)を対戦し、勝ちゲーム数の多いチームが勝ちで、ゲームは基本的にゼロワンとクリケットです。レグやセットで数える試合とは別の数え方です。くわしくはダーツのリーグとはへ。
トーナメントや総当たりの組み方はダーツ大会の形式で説明しています。
各レグとセットの先攻
| 規則 | 先攻 |
|---|---|
| JSFD 2-5 | ミドル(ブルへの投げ合い)の勝者が最初に投げ、以後すべての奇数レグで先攻。タイブレークのレグも含む。セットの試合では、すべての奇数セットで最初に投げる |
| WDF 12.02 | JSFD と同じ |
| DRA 6.13.2(PDC) | ブルへの投げ合いの勝者が、最初のレグかセットを先攻にするか選べる |
決めのレグとタイブレーク
- JSFD 4-5: 勝敗を決めるタイブレイクレッグは、ミドルで先攻後攻を決めます。
- JSFD 2-7: 01にリミット(ラウンドの上限)を設けた試合で、リミット内に両者が上がれなかった場合は、ミドルでセンターに近い選手の勝ちです。決勝戦にはリミットを設けられません。
- PDC 世界選手権 2025/26: 最終セットは2レグ差で取る必要があり、5対5ならサドンデスの1レグでした。
Darts Counter でのレグとセット
アプリのコードで、X01 の試合の設定の動きを確認しました。メニューは英語表示です。
- Legs は1セットを取るのに必要なレグ数、Sets は試合に勝つのに必要なセット数です。どちらも「先取」で、ベストオブではありません。
- Sets を0にするとレグだけの試合になり、Legs が試合に勝つのに必要なレグ数になります。
- Legs は1から10、Sets は0から10まで設定できます。
- 先攻はレグごとに交代し、その順番はセットをまたいで続きます。そのため、偶数のレグ数で終わったセットの次は、米国の団体 ADO の規則27(セットごとに先攻を入れ替える)とは違う人から始まることがあります。
| やりたい試合 | Sets | Legs |
|---|---|---|
| ベストオブ5レグ | 0 | 3 |
| ベストオブ11レグ | 0 | 6 |
| ベストオブ19レグ | 0 | 10 |
| ベストオブ3セット(各セット ベストオブ5レグ) | 2 | 3 |
| ベストオブ5セット(各セット ベストオブ5レグ) | 3 | 3 |
長いレグの試合はまだ設定できません
Legs の上限が10なので、レグだけの試合は最長で10レグ先取(ベストオブ19)です。ベストオブ21やベストオブ31はまだ設定できません。01とクリケットを1つの試合の中で組み合わせることもできません。長いレグの試合を Darts Counter に入れてほしい方はお知らせください
Darts Counter はレグとセットの数と、レグごとの3ダーツ平均を記録します。全ゲームを無料でカウントできます。
出典
執筆:FLAME Apps(2015年から Darts Counter を開発)。2026年9月28日確認。
- 一般社団法人 JSFD 競技規則(2025年3月改訂)1-6、2-5、2-7、4-5
- WDF Playing and Tournament Rules(第20改訂版、英語)定義、2.10、2.11、12.02
- DRA Rules 2026(英語)6.3.1、6.13.2
- ADO Tournament Rules Booklet(英語)27、28
- DARTSLIVE 初心者大歓迎!「リーグ」に参加してみよう(リーグ戦の勝敗、ゼロワンとクリケット)
- PDC、2025/26 World Darts Championship preview(2025年12月10日、英語)
- Darts Counter のアプリのコード(X01 の Legs と Sets)
