ある言語で話して、別の言語の文章を受け取るには、一つのツールで二つの段階が必要です。音声認識が声を文字にし、翻訳がその文字を選んだ言語にします。相手とその場で会話するなら、Google 翻訳のライブ翻訳のような音声翻訳が合っています。メール、メッセージ、メモのように文章を書くなら、翻訳もできる音声入力アプリのほうが向いています。読んで、直して、そのまま送れる文章が手に入るからです。Retexta は、この二つ目の使い方を Android で、50以上の言語で行います。
目的に合うツールの選び方
| したいこと | 使うもの | 理由 |
|---|---|---|
| 別の言語を話す人と会話する | Google 翻訳のライブ翻訳などの音声翻訳 | 交互に話す前提で作られていて、訳を読み上げられる |
| 苦手な言語でメールやメッセージを書く | Retexta などの翻訳できる音声入力アプリ | 自由に話して、仕上がった送れる文章を受け取れる |
| 受け取った外国語の音声や録音を理解する | 音声を取り込んで翻訳できるアプリ | 内容を自分の言語の文字で読める |
| 話した言語のまま文字にしたい | ふつうの文字起こし | 翻訳しないので、確認も一度で済む |
その場の会話なら:Google 翻訳のライブ翻訳
Google の日本語ヘルプ(Android 版の翻訳アプリ)によると、ライブ翻訳は、翻訳アプリを開き、画面下部のライブ翻訳アイコンをタップして、モードと言語を選んで使います。会話モードについては「翻訳はスマートフォンのスピーカーまたはヘッドフォンで再生されます。交互にお話しください。」と説明されています。対応言語の一覧には日本語も入っています。これは会話のための機能で、後で送る文章を書くためのものではありません。
送る文章なら:Retexta で別の言語のテキストにする
Retexta は、話した内容をクラウドで文字起こしし、AI が文章に仕上げる Android アプリです。日本語で話せば、選んだ言語で結果を書きます。話す言語をアプリに伝える必要はなく、録音は言語の自動判別に送られます。アプリのメニューは英語なので、ボタン名は英語のまま書いています。
方法1:話した内容を翻訳する(Translate)
- Retexta を開き、New task をタップします。
- More templates をタップし、Translate を選びます。
- Translation style で、話した内容にどれだけ近い訳にするかを選びます。
- Literal:言葉、構成、長さを保ちます。
- Faithful:構成と意図を保った自然な訳。アプリでは「Best for most translations」とされています。
- Adaptive:言いたいことをくみ取り、はっきり求められている場合は見出しや構成もつけて、最適な形に書き直します。
- 入力を加えます。Record audio で話すか、手元にあるものなら Import audio、Paste text、Upload screenshot or PDF を使います。
- Language で訳す先の言語を選びます。見つからなければ Search languages か View all languages を使います。
- Create translation をタップすると、Retexta がサーバーで文字起こしし、訳文を書きます。
方法2:別の言語でメッセージを書く(Write a message)
メールやチャットのメッセージが目的なら、書く目的から始めます。
- New task、Write a message の順にタップし、メッセージの種類(Email、WhatsApp など)を選びます。
- Record audio をタップし、日本語で、誰に、何を伝えたいか、細かい点まで話します。
- 結果画面の Change language で、相手の言語に切り替えます。
この方法なら、話した文を一文ずつ訳すのではなく、あいさつと結びのついた、その言語のメールとして書かれます。
Translate、Write a message、結果の言語の変更、Import audio、Upload screenshot or PDF は Retexta Pro の機能です。Retexta は無料で試せます。新規ユーザーは、Pro の結果をいくつか無料でアプリ内に表示できます。More templates の Transcript only は、話した言語のまま文字にします。コピー、共有、エクスポート、スクリーンショットと、無料の結果を使い切った後のご利用には、Retexta Pro またはクレジットが必要です。
逆方向:英語の音声を日本語の文字にする
英語の音声メッセージや録音を受け取ったときは、逆の流れで使えます。音声ファイルをスマホに保存し、Translate で Import audio から取り込み、訳す先の言語に日本語を選びます。Retexta は Android の共有メニューには出てこないので、先にファイルとして保存する必要があります。LINE の音声メッセージの保存方法はLINEの音声メッセージを文字起こしする方法で紹介しています。英語のままの文字起こしが欲しいなら Transcript only を使います。Explain something と Reply to a message では結果の言語を選ぶ画面が出ますが、端末の言語が日本語なら、最初から日本語が選ばれています(アプリのコードで確認、実機では未確認)。
例:日本語で話して、英語のメッセージへ
次の例は私たちが作成したもので、考え方を示すためのものです。アプリの実際の出力ではなく、結果は毎回異なります。
話した内容(日本語):
ロンドンの宿のホスト、エマさんにメッセージ。すぐ返事をくれたお礼。
飛行機の便が変わったので、到着は土曜の午後じゃなくて夜9時ごろになる。
鍵をキーボックスに入れておいてもらえるか聞きたい。
あと駐車場の暗証番号は、こちらから伝えるのか、エマさんが送ってくれるのか。
受け取る結果(Write a message、WhatsApp、言語:English):
Hi Emma, thank you for getting back to me so quickly! Our flight has been changed, so we'll arrive on Saturday around 9 p.m. instead of in the afternoon. Could you leave the keys in the key box for us? Also, about the parking garage: will you send us the code, or do you need it from us?
相手の言語がよく読めないときは、簡単な確認ができます。結果の言語を日本語に戻して、意味が保たれているかを見ます。
うまくいくためのコツ
- 一語ずつではなく、まとまった考えとして話す。 別の言語で適切な言葉を選ぶには、AIに文脈が必要です。
- 名前、地名、数字ははっきり言う。 結果で必ず確認します。いちばん大事で、いちばん間違えやすい所です。
- 一つの録音では、できるだけ一つの言語で。 言語が混ざったときは、特に注意して読みます。
- 求める調子を言う。「丁寧に」「短く」「くだけた感じで」。その調子は別の言語にも引き継がれます。
- 送る前に確認する。 Retexta の結果には「AI-generated. Check important details.」と表示されます。大事な文章は、その言語を話す人に読んでもらいましょう。
公的な書類
自分のメールやメッセージなら、確認したうえでアプリの翻訳を使って構いません。役所、学校、裁判所などから証明つきの翻訳を求められた場合、アプリの翻訳はその代わりにはなりません。
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英文の伝え方を整えるコツは英語が苦手でも英文を書く方法、英語でアポイントを取るなら打ち合わせ・アポイントを依頼するメールの書き方、英語の資料を日本語でまとめるならPDFをAIで要約する方法をどうぞ。スマホに保存した音声はAndroid のボイスメモを文字起こしする方法で文字にできます。アプリについて詳しくはRetexta、Android 向けの AI 文字起こしアプリをご覧ください。
出典
FLAME Apps が2026年9月26日に確認しました。
- Google 翻訳 ヘルプ、ライブ翻訳で音声翻訳をリアルタイムで聞く(Android)(日本語版):手順、会話モード、対応言語の一覧。
- Retexta:目標の名称、翻訳のスタイル、入力方法、言語の選択、メッセージの種類、プランの名称は、アプリ(リリース 2026.1.23、英語メニュー)と Google Play の掲載情報(「WORKS IN 50+ LANGUAGES」)の表示どおり。録音の言語の自動判別、日本語の端末で結果の言語の初期値が日本語になる点(
RewriteLanguageCatalog.kt)、共有メニューに出ない点はアプリのコードで確認しました。 - 検索語:Google のサジェスト(ja-JP、2026年9月25日、サイト翻訳者が保存)で「文字起こし アプリ 英語」「音声 テキスト 変換 アプリ」、Bing のサジェスト(ja-JP、2026年9月26日)で「日本語 英語 音声」の候補に「英語の音声を日本語に翻訳」「youtube の英語音声を日本語に翻訳」など。
- 例:FLAME Apps がこのページのために作成しました。
