ソフトダーツとハードダーツの違い:ルール、ボード、ダーツ

ソフトダーツとハードダーツ(スティールダーツ)の違いを比較。ボード、ダーツの先端と重さ、距離、ブルの点数、01の上がり方、点数を数えるのは誰か、どちらを選ぶか。

更新日 2026年9月28日 · 7 分で読めます

ソフトダーツは先端がプラスチックのダーツを、穴のあいた電子ボードに投げます。ボードが刺さった場所を検知し、点数を自動で数えます。日本では DARTSLIVE や PHOENIX などのマシンや、家庭用の電子ボードで遊べます。ハードダーツ(スティールダーツ、スティールチップ)は先端が金属のダーツを、麻のブリッスルボードに投げ、点数は人が数えます。日本のハードダーツの大会は、WDF 加盟団体の JSFD の競技規則で行われます。

ハードダーツ(JSFD 競技規則) ソフトダーツ
ボード JSFD が承認したブリッスルタイプ(JSFD 2-2) 穴のあいた電子ボード、マシン
先端 金属のポイント プラスチックのチップ
ダーツの長さと重さ 30.5 cm 以内、50 g 以内(JSFD 2-1) 日本のマシンでの上限は未確認
距離 237 cm(JSFD 2-3) 244 cm(ダーツハイブの解説)
ブルの高さ 173 cm(JSFD 2-3) 173 cm(ダーツハイブの解説)
ブル インナー50点、アウター25点(JSFD 2-2) 50点のみ(ファットブル)か、25点と50点(セパレートブル)。ゲームと設定しだい
01の上がり方 ダブルアウト(JSFD 2-7) DARTSLIVE の初心者向け解説ではシングル上がり。設定で変更可
点数を数えるのは コーラー、マーカー、スコアラー(JSFD 2-6) マシン
落ちたダーツ 得点にならず、投げ直しもできない(JSFD 2-4) 日本のマシンでの扱いは未確認
主な大会 JSFD とその加盟団体の大会 メーカーのリーグと大会、ソフトダーツのプロツアー

ボードの高さ、距離、測り方はダーツボードの高さと距離に、ハードダーツのルールはダーツのルールにまとめています。

ボード

ハードダーツのボードは、麻(サイザル)の繊維を固めたブリッスルボードです。JSFD の規則では、JSFD が承認したブリッスルタイプのボードで、1から20の時計の並び、インナーブル50点、アウターブル25点、トリプル3倍、ダブル2倍と決まっています(JSFD 2-2)。ダーツは繊維の間に刺さり、ワイヤーのどちら側に入ったかで点数が決まります。ワイヤーをくぐり抜けた場合は、先端が入った区分の点数です(JSFD 2-6)。

ソフトダーツのボードは、プラスチックの面に小さな穴があいていて、チップが穴に引っかかります。ボードが区分を検知して点数を数えます。DARTSLIVE3 には、ダーツが刺さった位置をミリ単位で判別できるボードセンサーがあると DARTSLIVE は紹介しています。

ボードの種類をくわしく比べるならダーツボードの種類へ。

ダーツ

  • ハードダーツ: JSFD の規則では、ポイントの先からフライトの後ろまで30.5 cm 以内、重さはポイント、バレル、シャフト、フライトなどの合計で50 g 以内。シャフト部分は最大4つの部品です(JSFD 2-1)。
  • ソフトダーツ: 先端はプラスチックのチップです。日本のソフトダーツの団体やマシンのメーカーが決めている重さや長さの上限は、このページでは確認できていません。参考までに、米国のソフトダーツ団体 NDA は20 g まで、ドイツの DSAB は許容誤差込みで21 g までとしています。

どちらのボードでも遊ぶなら、ダーツは2セット用意しましょう。選び方はダーツの選び方へ。

距離

ハードダーツは237 cm(JSFD 2-3)。ソフトダーツは244 cm で、ダーツ用品店ダーツハイブの解説は「ソフトダーツ(先がプラスティック製のもの)はボード表面真下からスローライン先端までで244cm、ハードダーツ(先が金属製のもの)は237cm」としています。米国のソフトダーツ団体 NDA も8フィート(約244 cm)です。日本のソフトダーツ団体の規則文書は確認できていません。

点数と上がり方

ハードダーツの01はダブルアウトです。最後の1本をダブルリングかダブルブルに入れてちょうど0にし、残り点より多い、1が残る、ダブル以外で0、はバーストです(JSFD 2-7)。

ソフトダーツは、DARTSLIVE の初心者向け解説では、どのエリアでもちょうど0で上がりで、マイナスになるとバーストです。マシンにはアウトオプションなどの設定があります。ブルは、カウントアップのようにブル1本を50点として数えるゲームと、イーグルズアイのように25点と50点を分けるゲームがあります(DARTSLIVE2 ゲームガイド)。

ソフトダーツのマシンには、カウントアップ、レーティング、アワードなど、ハードダーツの規則にはない遊び方もあります(ダーツのゲームの種類、ダーツ用語一覧)。上がり方の違いはダブルアウト・マスターアウト・シングルアウトの違いへ。

点数を数えるのは誰か

ソフトダーツではマシンが数えます。ハードダーツでは誰かが数える必要があります。JSFD の大会では、コーラーが得点をコールし、マーカーがタブレットに入力し、スコアラーが用紙に記録します(JSFD 3-2)。選手は得点をコールしてからダーツを抜き、抜いたあとの異議は認められません(JSFD 2-6)。家や店でハードダーツを遊ぶなら、自分たちで数えます。そこで役に立つのが点数計算アプリです。

ソフトダーツのほうが簡単?

それを測った研究や規則は見つからなかったので、判断はしません。ルールで変わる点は次のとおりです。

  • 上がりやすい: ソフトダーツではシングル上がりで遊べます。ハードダーツの大会はダブルアウトです。
  • ブル: ブル全体が50点のゲームなら、ハードダーツより高い点が取りやすくなります。
  • 計算しなくてよい: マシンが引き算をします。
  • 距離: ソフトダーツのほうが7 cm 遠くから投げます。

どちらを選ぶか

遊びたい場所で決めましょう。ダーツバーのマシンや、メーカーのリーグで遊ぶならソフトダーツ。JSFD やその加盟団体の大会に出たいならハードダーツです。家で練習するなら、本番と同じ種類のボードと距離にしましょう。どちらも同じくらいの床の広さが必要です(ダーツボードの高さと距離)。

ハードダーツの点数をスマホで数える

Darts Counter は、家や店のハードダーツの点数を数えるアプリです。1本ずつ入力すると、引き算、バーストの判定、アレンジの提案をします。メニューは英語表示で、日本語の画面はありません。全ゲームを無料でカウントできます。

上がり方は Double Out、Master Out、Straight Out(シングル上がり)から選べるので、ソフトダーツのリーグの上がり方をハードダーツのボードで練習することもできます。ただし、ブルは25と50に分けて入力する方式だけでファットブルの設定はなく、ラウンドの上限、カウントアップ、レーティングもありません。ダーツマシンや電子ボードとは連動しないので、ソフトダーツのマシンの点数は取り込めません。

出典

執筆:FLAME Apps(2015年から Darts Counter を開発)。2026年9月28日確認。

よくある質問

知っておきたいこと

ソフトダーツとハードダーツの違いは?

ソフトダーツは先端がプラスチックで、穴のあいた電子ボード(マシン)に投げ、点数はマシンが数えます。ハードダーツ(スティールダーツ)は先端が金属で、麻のブリッスルボードに投げ、点数は人が数えます。距離、ブルの点数、01の上がり方も違うことがあります。

投げる距離は同じですか?

違います。ハードダーツは237 cm(JSFD 競技規則)、ソフトダーツは244 cm です(ダーツ用品店の解説)。ブルの中心の高さはどちらも173 cm です。

ソフトダーツのほうが簡単ですか?

それを測った研究は見つかりませんでした。ルールで変わるのは、ソフトダーツではシングル上がりで遊べる、ブル全体を50点にするゲームがある、マシンが計算してくれる、といった点です。

ハードダーツ用のスティールダーツアプリはありますか?

あります。ハードダーツのボードは点数を数えないので、Darts Counter のような点数計算アプリが使えます。メニューは英語表示で、1本ずつ手で入力します。全ゲームを無料でカウントできます。

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