ダーツボードは、床からブルの中心までが173 cm になるように掛けます。スローラインまでの距離は、ハードダーツ(スティールダーツ)が237 cm、ソフトダーツが244 cm です。距離はボード面の真下から床の上で測ります。ハードダーツの数字は日本の WDF 加盟団体 JSFD の競技規則、ソフトダーツの数字はダーツ用品店ダーツハイブの解説によります(日本のソフトダーツ団体の規則文書は確認できていません)。
| ハードダーツ | ソフトダーツ | |
|---|---|---|
| ブルの中心の高さ | 173 cm(JSFD 2-3) | 173 cm(ダーツハイブ) |
| スローラインまでの距離 | 237 cm(JSFD 2-3) | 244 cm(ダーツハイブ) |
| 斜めの距離(ブルの中心から床のライン) | 約293 cm(計算) | 299 cm(ダーツハイブ)、約299 cm(計算) |
| 参考:米国の規則 | 5フィート8インチ、7フィート9 1/4インチ(ADO) | 5フィート8インチ、8フィート(NDA) |
斜めの距離の計算は、三平方の定理によります。ハードダーツは √(1.73²+2.37²)=約2.934 m、ソフトダーツは √(1.73²+2.44²)=約2.991 m です。
高さ:173 cm
高さは床からブルの中心までで、ボードの上端までではありません。JSFD の競技規則は、オーキー(スローライン)と同じ水平面から、ブルの中心線を通る水平線までを1.73 m と定めています(JSFD 2-3)。WDF の規則も1.73 m です(WDF 6.01)。
- 立つ面から測ります。 マットや台の上で投げるなら、その面から173 cm です。
- 20を一番上に。 JSFD の規則では、ボードの頂点には色の濃いほうの区分を20として配置します(JSFD 2-3)。
- まず掛けてから測る。 ボードや金具によって、ブルの位置は変わります。掛けてからブルの中心までを測って調整しましょう。
距離:ハードダーツは237 cm
JSFD の競技規則では、ボード表面の中心から床に下ろした垂線の位置から、オーキーまでの距離が237 cm です(JSFD 2-3)。WDF も2.37 m です(WDF 6.02)。
- 壁ではなく、ボードの表面から。 ボードと金具は壁から出ているので、壁から測ると近すぎます。
- オーキーの決まり。 JSFD の規則では、オーキーは長さ61 cm 以上、高さ3 cm 以上10 cm 以下で、大会ではオーキーの代わりにスローイングラインを使うこともできます。どちらでも、ラインを越えて投げてはいけません。ラインの延長線上から投げるのはかまいません(JSFD 2-3、2-4)。
距離:ソフトダーツは244 cm
ダーツハイブの解説は「ソフトダーツ(先がプラスティック製のもの)はボード表面真下からスローライン先端までで244cm、ハードダーツ(先が金属製のもの)は237cm」とし、高さは両者とも173 cm としています。米国のソフトダーツ団体 NDA の規則も8フィート(96インチ、約243.8 cm)です。
- 壁掛けの電子ボードは厚みに注意。 同じ解説によると、奥行き約3 cm の DARTSLIVE Home を壁に掛けた場合、壁からスローラインまでは約247 cm になります。
- 斜めに測る道具もあります。 ボードの中心からスローラインまでの斜めの距離(ソフトダーツで299 cm)を測るメジャーを使えば、ボードの厚みを気にせずに位置を決められる、と同じ解説は紹介しています。
237 cm と244 cm の差は7 cm です。マシンで遊ぶ人が家で練習するなら、244 cm に合わせましょう。ハードダーツの大会に出るなら237 cm です。
対角線で確かめる
ブルの中心から、床のスローラインまでの斜めの長さを測ります。ハードダーツなら約2.93 m、ソフトダーツなら約2.99 m です。この長さが合っていれば、高さと距離の両方が合っています(三平方の定理で、高さと距離から決まるため)。WDF の規則は、ハードダーツの対角線を2.93 m としています(WDF 6.03)。
必要なスペース
家にボードを掛けるときの目安を、規則の数字から計算します。
- 奥行き: ボードの表面からスローラインまで237 cm か244 cm、そこに立って投げるスペースが加わります。JSFD の規則はオーキーの後ろの広さを定めていません。フランスの団体 FFD はオーキーの後ろに1.22 m 以上を求めていて、それに合わせると 2.44 m+1.22 m=約3.66 m(ソフトダーツ)、2.37 m+1.22 m=約3.59 m(ハードダーツ)になります(当サイトの計算)。
- 横幅と天井: JSFD の規則には横幅や天井の高さの最低値はありません。投げる腕が壁や天井に当たらないか、実際に構えて確かめましょう。
- 照明: 競技の進行に支障のない明るさで、選手の投げる妨げにならないように設置する、というのが JSFD の決まりです(JSFD 2-3)。
車いすの選手
WDF の規則は、障がいのある選手の大会では、加盟団体がボードの高さやオーキーを変えられるとしています(WDF 6.08)。JSFD の競技規則には、車いすの選手の高さについての記載は見つかりませんでした。
ボードを掛けたら
最初のゲームを数えてみましょう。ハードダーツのボード、点数を数えないボード、磁石のボードなどでは、Darts Counter が X01 とクリケットの点数を計算し、レグごとに3ダーツ平均を記録します。メニューは英語表示で、ダーツマシンや電子ボードとは連動しません(1本ずつ手で入力します)。全ゲームを無料でカウントできます。
はじめての方はダーツ初心者ガイドから、ボード選びの途中ならソフトダーツとハードダーツの違いとダーツボードの種類もどうぞ。
出典
執筆:FLAME Apps(2015年から Darts Counter を開発)。2026年9月28日確認。
- 一般社団法人 JSFD 競技規則(2025年3月改訂)2-3、2-4
- ダーツハイブ:知っていました!?ダーツの距離について(ソフトダーツ244 cm、ハードダーツ237 cm、高さ173 cm、斜め299 cm、DARTSLIVE Home の例。ダーツ用品店の解説で、規則文書ではありません)
- WDF Playing and Tournament Rules(第20改訂版、英語)6.01から6.03、6.08
- NDA Rules(英語、米国のソフトダーツ:8フィート、5フィート8インチ)
- ADO Tournament Rules Booklet(英語)62
- Fédération Française de Darts 規則(フランス語)313.100(オーキーの後ろ1.22 m)
- 対角線とスペースの数字:当サイトの計算
